市川稔の米(マイ)情報

価格引き下げの時に真価が分かる

価格はどのように決まるか?


米、25年産概算金は大幅引き下げへ。


逆に言えば、24年産はなぜ引き上げたのか?


戸別所得補償政策の影響で主食用米生産が減ったということもあるだろう。


「売り」が立っていないのに価格を引き上げたらどうなるか?


24年産米は大量の売れ残りを抱えている。


小生はいつも言っていますが、米は在庫が一番のリスクです。


一年の命しかない。


実際は低温保管された玄米は一年経過しても品質、食味的にはなんの問題もないのですが、
新米が出てしまうと価格下げないと売れない。


そういう意味で一年の命ということに。


コンビニのおにぎり原料や業務用では安くなれば24年産米はひっぱりだこになるだろう。


どこが損するかですが。



その分25年産米の消化が遅れる。


「買い」が細いことになるので相場も弱い。


相場はJA全農が提示する「概算金」によって形成されていくのが現実。


需要を無視して、販売を無視して高値の概算金を付ければ当然売りにくくなる。



ある程度の金額提示しないと「米が集まらない」ということになるし。


売れないコメを集めても後々大変だし。


民間というか、系統以外というか、その他多数というか、




価格引き下げの時に真価が分かる



売り先を持っているところとそうでないところ。




25年産米の売れ行きで実力が分かるかも。

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