市川稔の米(マイ)情報

生産現場へ

主産地のお米がそろそろ収穫の時期になりました。

毎年9月は産地を歩きます。

結婚式がありちょいと遅れましたが、産地を手分けして訪問します。

この連休を利用して動こうかと。

弊社の場合、主産地は東北、北陸、甲信越、それに北海道かな。

複数個所移動するので自家用車が便利なのですが、今回は時間の都合もあり新幹線で移動します。



26年ショック



おそらくそんな表現になるのでは。


何かって?


平成26年産(2014年)の主食用米の生産者に対する仮渡金のことです。


西高東低の様相(北海道はちょいと違うかな)


東北各地でも仮渡金が次々発表されています。

一例は、

宮城ひとめぼれ 8,400円  ササニシキ 8,600円  つや姫 8,400円 たきたて 7,900円

福島の価格にも驚きの声が
  
コシヒカリ 会津 10000円 中通  7200円 浜通  6900円 ひとめぼれ 会津  8000円 中通  6800円 浜通  6500円

玄米60㎏税込金額です。


仮渡金とはいえ、生産者はそのお金で資材や機械のローンなど支払いにあてる。

収穫したお米を現金に換えるお金というイメージかな。

生産者に対しては価格下落に対して補償する制度があります。

ナラシ」というもの。

まぁ、その制度もクイズみたいで分かりにくい。

認定農業者に限定しているのは少し前進しているかな。



いつも云ってますが、


穀物は在庫リスクをどこが持つか?


需給が5%ぶれるだけで暴落と暴騰になる。


現状は、需要が予測より落ち込み、供給が予測より多い。

H22年産の相場は下がったがその年に民主党政権で戸別所得補償が始まり。

23年、24年は仮渡金を全農が引き上げた。

わたしはその時「今はバブル」だと警告していました。

相場吊り上げ、所得補償もある。

農業機械は空前の売れ行きだったのです。

流通業界はこの数年(今年も含めて)最悪でありました。

26年はドーンと相場下落。


在庫持っていれば差損は極めて大きい。

在庫ゼロということはないのでどこでも大小の違いはあるが大変だ。



こういう時に「売り先」を持っている。


特定の販売先がある程度決まっている。


これはすごく重要であります。


相場高く買ってくれるところに出していた生産者はこういう時には叩かれる。


小生の会社では長く取引出来るところを大切にしたいと考えています。



現地から報告します(予定)

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