イランのニュースから

イランで発行されている新聞の記事からの抜粋です

12月17日付けのシャルグ紙から

2005-12-18 04:13:36 | イランの新聞から
雀がテヘランからいなくなった

 幸運なことに、昨日の雨がテヘランの空気をきれいにした。
 もし風や雨がなかったら、何週間後かに呼吸ができていたかどうか分かったものではない。しかし、昨日、雨が我々を助けてくれたため、良く呼吸ができる。

 テヘランの空気が汚染されていた間、人間だけでなく、鳥やは虫類、齧歯類なども不安な日々を過ごしていた。

 昨日(16日)、ある大気衛生専門家が次のように発表した。「80パーセント以上の鳥たちが、大気汚染が増すに連れてテヘランを去って行き、渡り鳥、特に渡り雀はもはやテヘランに入ってこない。テヘランの歴史のいかなる時も、テヘランにいる鳥たちがこれほど少なくはなかったし、カラスのような抵抗力のある種類を含む鳥たちでさえそうである。

 これまでに行われた研究によると、鷲などのアルボルズの山裾にいる希少種がテヘランでは見られなくなってしまっている。大気汚染と騒音がテヘランの鳥類の減少の二大要因となっており、この傾向は大気汚染の濃度が増すに従って酷くなっている。

 テヘランの大気汚染の状況や、新しい建築方法や建物の形に注目すると、このことが鳥類がテヘランで巣を作るために適した場所すらなくなり、テヘランから去っていく原因となっている。


ペルシア湾岸諸国への水の輸出

 エネルギー省水部局次官によると、年間80万立方メートルの水を中東・ペルシア湾願書国へと輸出するであろう。

 これまで水はペットボトルでの輸出だけであったが、今回、初めて別な形での輸出が行われる。

 専門家によると、3千万立方メートルの水がイランには存在しており、それらの制御には3千万リヤールの支出を必要としている。


今年度末までに大学の負債の支払いを行う

 モハンマド・マフディー・ザーヘディーは、大学の文化部門における大学生の一人頭の金額が、1万5千リヤールであると説明し、この金額が、大学生にとって非常に少ないものであり、市内でのキャンプをできる金額ですらないと述べた。

 彼は文化的な援助が経営庁との協議の結果認められ、来年度の予算では一人あたりの金額が20万リヤールになり、現在、それを議会で可決する段階になっていると説明した。

 彼は大学の施設の不足について言及し、新政府が政権を握る前に国内の大学に存在していた赤字にもかかわらず、新内閣の成立とその行動プロセスによって、今年度の終わりまでに大学の負債全体はゼロになるであろうし、施設に関しても1千万リヤールが国会の予算委員会から不足を解消するために努力されるであろうとのことである。

 科学大臣は大学への支出金の確保について、大学への不足の解決のために割り当てられるお金は、大学生の人数に基づいている。もちろん、貧困州の大学の発展の指標は他の大学よりも高くなっている。スィースターン・バルーチェスターン大学のような大学への特別支出金が割り当てられるだろう。


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