窓辺びより

毎日が平凡だなんてとんだ勘違い。カーテンを開けよう。ほら、今日も窓辺びより

3日目の走行記録(前半)

2010-09-18 05:55:57 | 自転車
3日目の走行記録は次のとおり。

出発:滋賀県湖南市
到着:三重県四日市市
走行距離:70.27km(積算252.60km)

通過した町: 滋賀県 湖南市 甲賀市
       三重県 亀山市 鈴鹿市

平成の大合併のせいで通過した自治体数が少なすぎる……

湖南市は三雲のネットカフェを出発。JR草津線の三雲駅に寄ってみると、小さい駅舎ながら、たくさんの人が出入りしていた。駅前はそこまで栄えている訳じゃないんだけど。やっぱりこの辺りの町はなんだか不思議だなあ。

走り始めてしばらくすると2車線だった国道1号はすごく広い幹線道路に。道の両側には家電量販店やホームセンター、松屋すき家くら寿司などどこでも見かけるような店舗がたくさん並ぶようになった。遠くに目をやると普通に田んぼが広がっている。きっと道路が拡張される前は国道沿いももっと落ち着いていたんだろうな。

大量にお店の立ち並ぶ幹線道路は5、6kmも続いて、そのまま甲賀市の中心である水口町に到着。この町には1両編成のかわいらしい電車、近江鉄道が走っているのだけど、その電車の素朴さとはうってかわって国道沿いには超大型のショッピングセンターが存在する。やっぱクルマ社会なんだ。しかしどうしてこんなに店があるんだろう。そんなに人口がいるとも思えないのに儲かっているんだろうか?

よく見るとドライブインを謳っている店が多く、町の住人だけでなく国道の利用者がターゲットのようで。もちろんこうした店で働いているのは地元の人だろうし、町をただ通り過ぎていくだけのドライバーにお金を落として行ってもらうよい仕組みになっているのかもしれない。

たくさんお店があるというのは便利なんだけど、どこにでもあるような店ばかりが並んでいるのを見ているとさすがに飽きてくる。なんだかなー、という気持ちが膨らんできた。ダンプカーやトラックが多くて周囲の景色を安心して眺められないのもちょっと残念だし。

というわけで途中で国道1号から離脱、国道から少し離れた集落内を走る細い道を行くことにした。この細い道沿いには古い家がたくさん残っていて、家の間には小さな茶畑がいくつも点在していた。いいなー、と思いながらのんびり走っていて、はたと気がついた。そうか、ここが昔の、本当の東海道か。

しばらく細い道を進むと古い家の数はどんどん増えてきた。よく見ると軒先には「東海道○○村 鍛冶屋」みたいな形で、昔の村名とその家が何屋さんなのかを記した看板が出ていた。車の多い国道沿いより断然こっちのほうが楽しい。途中煉瓦造りの煙突を持つ酒造所があって、煙突の写真を撮っていたらその家の方が出てきてちょっと話をしたりもした。その後「東海道休憩処」の看板が立つ公民館にお邪魔したのだけど、こちらでもお茶をいただいた後少し話をした。旅先で出会った人と話すのはいいな。

旧東海道とふるい家々の町並みは数キロにわたって続いていた。こんなに長い距離で残っているなんてすごい、と思うと共に、偶然何も知らずに選んだ小道が旧東海道だったことが嬉しかった。

道の駅「あいの土山」にて昼食。このあたりの名物が近江茶なので、茶うどんを頼んでみた。つゆがとてもおいしくて最後まで完食。

さて、ここから鈴鹿峠へ。

……鈴鹿峠以降も書きたいんだけど、もうそろそろ出発したいので今日はとりあえずここまで。また次の更新で鈴鹿峠以降を書きます

旅行記がどんどん長くなる傾向にあるな。でも新鮮なうちに書き留めておきたいのです。なるべくたくさん、たくさん。

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