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この数日間地震の事ばかり考えていた
もっともこの土日はバイトで、ちょうどそれでよかったと思っている
家に居たって地震報道が気になって、結局何もできずじまいだっただろうから
地震の翌日から横浜まで出かけるのは少し緊張したが、バイト先に着いてみるとみんないつもどおりに事務所に出勤してきていた
そういう事なのだ、と思う

地震は色々なものを破壊しているが(現在進行形だ)、安全な東京に住んでいる自分にとっては、自分の日常自体が壊された訳ではない
報道ばかり見て気を滅入らせて、自分のやるべき事に手がつかなくなるのは同情でも心配でも協力でもなんでもない
テレビの前でしおれてたら被災された人達の負担が減るのか
そんな筈はない

壊されずにまだ続いている自分の日常がある
"変わり映えなく、面白みがなく、忌み嫌ってきた"この日常だ
しかし数多の人の日常が壊されてしまった一方で、まだこの日常が続く事は幸運だったと言わざるを得ない

対峙すべき相手はテレビのドキュメンタリーじゃない
報道を見ていれば被災した人たちを救える訳ではない
地震を境に自分の身の回りまで一気に変わってしまった気がしているが
自分の向き合わなくちゃいけない日常は本当のところ一切変わらず続いている

という訳で明日からは平常の生活に戻らなくてはね
もちろん節電はするしニュースもチェックする
自分にできる事を探しつつ
今はやるべき事からこなしていく