現代の情報通信技術の発展は目覚ましいものです。誰もがスマホで情報を瞬時に取得できる時代になっています。
19世紀初頭に開発された「モールス符号」は、アルファベットや数字を点と線の組み合わせで表現する画期的な通信手段でした。それまでの通信手段であった手紙や旗信号に比べ、電信は情報の即時性を飛躍的に向上させました。
1837年、アメリカの発明家サミュエル・フィンリー・ブリース・モールス(1791- 1872)とその協力者アルフレッド・ヴェイル(1807-1859)は、電信機と共にモールス符号を開発しました。電気信号を使って文字情報を送信する仕組みで、当初は単純な文字の伝達に使われました。
1844年、モールスはアメリカ議会で「What hath God wrought(神のなせる業)」という最初の公式電報をワシントンからボルチモアに送信し、その実用性を証明しました。この技術は、短期間で世界中に広まり、各国で電信網が急速に整備されました。
1850年代には海底ケーブルが敷設され、モールス符号を使った通信が国際的規模に拡大しました。さらに、19世紀後半には無線技術の登場により、モールス符号は陸上や海上でも利用されるようになり、船舶の安全確保や救助活動で重要な役割を果たしました。
現代、携帯電話やインターネットなどの通信手段が発展し、電信やモールス符号はあまり使われなくなっていますが、無線通信や災害時の予備通信として活用され、通信技術の基礎として評価されています。
今回は電信の歴史を調べてみましたが、その後すぐに電話の発明が行われていきました。電話の初期の歴史でよく知られているのは、アレクサンダー・グラハム・ベルです。