奄美自然観察記

高のフィールドより

複雑な気持ちになった轢死  シロハラ

2013-01-10 19:53:13 | 鳥類





寒くなって厳しい冬を過ごすのは、人間ばかりではありません。冬鳥としてシベリア方面から数多く渡ってきて、日々厳しい冬を過ごしているシロハラ。今さっき車に轢かれて死亡したと思われる個体を、車道上に見つけました。と、道のそばから別のシロハラが駆け寄ってきて、しばらく死亡個体を見ています。同じ仲間の死を悼んでいるのかと思い、一層かわいそうになりました(画像2枚目)。ところが、次の瞬間近くにあった死亡個体の羽(多分羽に付いている肉片)突いて食べ、草むらに飛び去りました(画像3枚目)。同情して仲間の死に駆け寄ったのではなく、肉片を求めて駆け寄ったのかと思うと何とも空しくなる一方で、冷酷でなければ生き抜けないほどの自然の厳しさも実感され、複雑な気持ちになってしまいました。いずれにしろ、農耕地や山林などでは特に鳥や野生生物の棲家でもあることを念頭に、お互いに車のスピードの出し過ぎには気を付けたいものです。

【島口バージョン】(キシゆむた)
長くなりましたので、省略いたします。すみょうらん。

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2 コメント

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Unknown (しら)
2013-01-12 22:47:41
生きものたちが車道で轢かれているのを時々見かけますが,心が痛みますね。人間社会に多くの生きものが犠牲になっていることを忘れてはいけないと思います。
大事な自覚と配慮 ()
2013-01-13 19:11:58
そうですね、私たちの社会が多くの生きものの犠牲のうえに成り立っていることを自覚することが大事ですね。できるだけ、生きものの立場にたって、何に配慮すべきかを考えていくことも必要です。

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