今日も朝からよく晴れました。関東からのお客さんの野鳥ガイドをしました。サシバの渡りを観たいということで、それらしい場所に行ってみました。この秋はアカハラダカ同様、サシバも渡りが少し遅れ気味で、日が昇るにつれ、山の中腹から次々に飛び出してくるのですが、まだ奄美大島に来ているサシバは数がそれほど多くはなく、集まってくるのは4~5羽程度のところが何回か観られました。サシバが飛び始めると、しばらくして近くにいたハシブトガラスが後ろからやって来て、執拗に追い払おうとします。あまりしつこいとサシバも武器の爪で立ち向かいます(写真2枚目)。まともに戦うと勝ち目がないので、頭のいいカラスは近くにいる別のカラスに助けを求め、2~3羽で再び追い払いにかかります(写真3枚目)。ずっと地元でなわばりを作って生活しているハシブトガラスにしてみれば、途中から自分のえさ場などにやってくるサシバがいやで、追い払おうとするのでしょう。こうした空中戦は、この時期あちらこちらで見かけることがあります。
【島口バージョン】(キシゆむた)
少し長くなりましたので、省略いたします。すみょうらん。