いのちとびわ湖を放射能から守る輪

~原発問題住民運動滋賀県連絡会~

政府・規制委・司法の暴走許すな

2018年07月07日 09時25分08秒 | 組織
 第295回キンカンは13人で行いました。台風一過の晴天どころか、台風が梅雨前線を引き連れてきて、ここ数日、九州から北海道まで大雨が降り、JR琵琶湖線も京阪京津・石坂線も、名神も、それぞれ運転見合わせや、通行止めになり、国道1号線は大渋滞となるなか、4週間雨にたたられるキンカンになっていますが、元気いっぱいキンカンを始めましょうの呼びかけで行いました。

 政府は、7月3日に「第5次エネルギー基本計画」を閣議決定しました。ご承知のように2030年でも、電源に占める原発の比率を2割以上とし、原発を「ベースロード(基幹)電源」と位置付けるものです。これは、いったん事故が起れば究極の高いコストの発電であるという原発の実態や、再生可能エネルギーに軸足を移しつつある世界の流れに逆行する計画になっています。こんな計画は認められないとの声を上げつづけましょう。

 原子力規制委は4日、運転歴40年を迎える老朽原発の日本原電・東海第2原発が、新規制基準をクリアしたとする「審査書案」を了承しました。
 原発から30キロ圏内に96万人が住んでいるという原発で、避難計画の実効性も大きな課題を持つ中での了承とは無責任極まるものといわねばなりません。
 ただ、運転を続けるためには、40年を迎える11月までに、新規制基準とは別に運転延長等の認可が必要です。さらに認可後も立地自治体だけでなく、水戸市など周辺5自治体の事前了承が必要です。これらに一つひとつの段階で大きな運動を盛り上げて、東海第2原発の再稼働を阻止しましょう。
 
 名古屋高裁金沢支部は4日、関電大飯原発3・4号機の運転差し止めを認めた福井地裁の一審判決をくつがえす不当判決を言い渡しました。
 福井地裁が下した一審判決文は、原発の危険性を直視し、原発の運転は住民らの人格権を侵すものとして運転差止めを認めた格調高いもので、「声を出して読みたい判決文」と報道した週刊誌もあらわれ、多くの国民を感動させました。それと比して、高裁の判決文は、「危険性は社会通念上無視し得る程度」と、福島の事故から何も学ばないうえに、規制委の言うままのものでした。
 
 政府の「エネルギー基本計画」といい、原子力規制委の東海第2原発の「審査書案」といい、名古屋高裁金沢支部の判決といい、道理もなく、世論と世界の流れに逆行するものです。
 政府が原発をベースロード電源というなら、原発ノーの運動のベースロードはキンカン運動にありとの心意気で、野党4党が提出する「原発ゼロ法案」を国民の世論を盛り上げて成立させて、原発のない日本をつくりましょう。
 
 次回は7月13日(金)18時10分JR膳所駅発~関電滋賀支社前パレードです。


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