第229回キンカンパレードは、2月24日、25人で行いました。
2月22日、原子力規制委員会が、大飯原発3~4号機に再稼働OKの判断を下しました。これで6原発12基目だそうです。まさに、原子力規制委員会ならぬ原子力推進委員会です。
この判断は問題だらけです。
規制委員会は、大飯原発3~4号機は新規制基準に合致しているから再稼働を認めるとしています。
しかし、新規制基準そのものについて、昨年3月9日の大津地裁仮処分決定は信頼できるものではないと厳しく批判しました。
つまり福島第一原子力発電所の事故の原因究明は、建屋内での調査が進んでおらず、今なお道半ばの状況として、原因究明もないままの新規制基準などを根拠にすること自体を批判したわけです。
実際、この間も小型ロボットが福島第一発電所の2号機の中に入りましたが、人が数十分で死んでしまうという超高濃度の放射能にまみれ、ロボットすら2時間でこわれるという状況でした。こんな状態では原因究明などまだ先の話です。原因究明も出来ないまま、いくら新しい規制基準を作ったところで、安全を保障するものではないわけです。
さらに、大飯原発については基準地震動の問題があります。
大飯原発の場合、前規制委員長代理の島崎邦彦氏が、この基準地震動の策定について用いられている手法に問題があり、「過小評価の可能性」と指摘しました。原子力規制委員会は島崎氏の指摘に対して、関電の手法と異なる方法で基準地震動を試算して、見直しの必要はないと説明しましたが、島崎氏に再度指摘され、規制委は無理のある計算だったと説明を翻しましたが、再度の試算を拒否した経緯があります。
島崎氏は4月には大飯3~4号機の運転差し止めを求める名古屋高裁金沢支部で証人尋問に立ちます。ここでは原子力規制委員会の基準地震動の設定に対する強引な対応が厳しく批判されることになるでしょう。このような状況下での再稼働容認など、絶対に許せません。
今年は福島原発震災6周年で、3月11日(土)には、膳所公園で10時から原発のない社会をめざすびわこ集会が開かれます。安倍内閣と原子力規制委員会、電力会社の一体となった強引な再稼働にストップをかけ、安全な日本社会を築くためにも、ぜひ成功させましょう。みなさんのご参加をお待ちしています。
次回は3月3日(金)、午後6時から7時まで関電滋賀支店前で行います。よろしく。
2月22日、原子力規制委員会が、大飯原発3~4号機に再稼働OKの判断を下しました。これで6原発12基目だそうです。まさに、原子力規制委員会ならぬ原子力推進委員会です。
この判断は問題だらけです。
規制委員会は、大飯原発3~4号機は新規制基準に合致しているから再稼働を認めるとしています。
しかし、新規制基準そのものについて、昨年3月9日の大津地裁仮処分決定は信頼できるものではないと厳しく批判しました。
つまり福島第一原子力発電所の事故の原因究明は、建屋内での調査が進んでおらず、今なお道半ばの状況として、原因究明もないままの新規制基準などを根拠にすること自体を批判したわけです。
実際、この間も小型ロボットが福島第一発電所の2号機の中に入りましたが、人が数十分で死んでしまうという超高濃度の放射能にまみれ、ロボットすら2時間でこわれるという状況でした。こんな状態では原因究明などまだ先の話です。原因究明も出来ないまま、いくら新しい規制基準を作ったところで、安全を保障するものではないわけです。
さらに、大飯原発については基準地震動の問題があります。
大飯原発の場合、前規制委員長代理の島崎邦彦氏が、この基準地震動の策定について用いられている手法に問題があり、「過小評価の可能性」と指摘しました。原子力規制委員会は島崎氏の指摘に対して、関電の手法と異なる方法で基準地震動を試算して、見直しの必要はないと説明しましたが、島崎氏に再度指摘され、規制委は無理のある計算だったと説明を翻しましたが、再度の試算を拒否した経緯があります。
島崎氏は4月には大飯3~4号機の運転差し止めを求める名古屋高裁金沢支部で証人尋問に立ちます。ここでは原子力規制委員会の基準地震動の設定に対する強引な対応が厳しく批判されることになるでしょう。このような状況下での再稼働容認など、絶対に許せません。
今年は福島原発震災6周年で、3月11日(土)には、膳所公園で10時から原発のない社会をめざすびわこ集会が開かれます。安倍内閣と原子力規制委員会、電力会社の一体となった強引な再稼働にストップをかけ、安全な日本社会を築くためにも、ぜひ成功させましょう。みなさんのご参加をお待ちしています。
次回は3月3日(金)、午後6時から7時まで関電滋賀支店前で行います。よろしく。