福井集会申し込みは30名を突破しました

　大飯原発が定期検査に入る9月15日を期して開かれる『もう動かすな!福井集会』への申し込みは、すでに30名を突破しました。49名までは正規の座席で座れますので募集します。49名になり次第、募集を打ち切りますので、お早めにお申し込みください。申しこみ先は、電話では077－543-8896（森）まで、ファックスの場合は077－543-8814です。費用は40名以上の場合は3000円ですが、おそらくそうなると思います。なお、滋賀県からは大津からバス1台のほか、湖南市からはマイクロバス1台（30名予定）、さらに高島から乗用車で参加の取り組みがされています。なんとか滋賀から100名以上の参加をしたいものです。

「もう動かすな！福井集会」　９月１５日（小さな画像↑をクリックしてください。読めるような大きさで表示されます。）

　第57回キンカン行動は31名の参加でした。折から台風接近の中で、大雨が降るかも知れない状況でしたが、参加者の1人が言っておられたように「雨が降ろうが槍が降ろうが、原発ゼロまで頑張る」意気込みで多くの人が参加してくださいました。

　今日が2回目の参加と云う方は、「毎週毎週、続けておられる皆さんに敬意を表します。私は2回目ですが、福岡に妹が住んでいるので、若狭原発が一大事の場合は、お前のところへ避難させてくれと云うと、妹は玄海原発から30km内にいるので、玄海が万一の場合は、私の方こそと言っている。こんな暮らしをしなければならない状態は異常だ。皆さんと一緒に、原発ゼロまで、続けて来れないかも知れないがやってきます」と訴えておられました。
　
　連日のニュースで、汚染水の垂れ流しがいよいよ深刻になっていることが明らかになっています。そんな中での再稼動や輸出など絶対に許せません。
　

汚染水たれ流しを許さないぞ！

　福島第一原発の事態はいよいよ深刻になっています。ついこの間は、汚染した地下水が300トンも海に流れこんだということでした。今回は、おざなりの組立式簡易タンクから、300トンも流れ出していると云うのです。しかも最初は、東電側は120リットルが洩れたといっていたのに、直後には300トンと訂正したのです。組立式簡易タンクの説明を聞いていると、そのずさんな構造から、今後ますます漏れ出すことは明白です。


　汚染水一つをとっても、福島事故が収束していないどころか、今も深刻な事態が進行していると言わなければならない状況です。
　
　こんな中での、再稼動や輸出などとんでもないと言わなければなりません。

　9月15日には、大飯原発4号機が定期検査に入るため、昨年の5月5日に続いて、再度、日本中の原発が止まることになりました。今年の異常な猛暑の中でも、電力不足は起こりませんでしたが、危険なだけで不必要な原発は、今度こそ、永久に日本から止める機会としなければなりません。

　9月15日には、「もう動かすな!福井集会」が開かれます。全国からの参加が呼びかけられており、滋賀県からもバス、自家用車その他での参加の取り組みがされています。
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　バスはとりあえず、大津の次の場所から出発します。
　午前8時30分：石山東レグラウンド横
　午前8時50分：JR大津駅前
　午前9時10分：JR大津京駅前
　費用は1人3500円(40人以上になれば3000円になります)。
　申し込みは、077－543-8896(森)まで。ファックスの場合は077－543-8814(森)です。

　
　第56回キンカン行動には28名が参加し、JR膳所駅から関電前まで、「汚染水がでているぞー」「大飯を止めろ」「再稼動反対」などのコールを響かせて行進しました。

外で2時間しか遊べない被災地の子どもたち

　16日の第55回キンカン行動では、35名の方が集まり、「再稼動反対」、「大飯をとめろ」と訴えました。

　新日本婦人の会の方からは、滋賀県の全教などが中心となって、近江八幡市の沖島に被災地の子どもたちを呼んだことの報告がされました。被災地ではいまだに、子どもたちは放射能の関係から、外では一日2時間しか遊べないと言います。そんな子どもたちにたっぷりと遊んでもらおうと企画されたものです。日本人が1年間に浴びてもよいとされる放射線量は1ミリシーベルト未満なのに、政府は被災地では20ミリシーベルトまでは許されるとして、個人個人が線量計を身につけて、自己管理せよとしています。こんなひどい仕打ちがあるでしょうか。その結果、子どもは2時間しか外で遊べないのです。毎日300トンの汚染水が流れている問題といい、この問題といい、事故が収束したなどのごまかしは絶対に許されません。


　民医連の方からは、被災地の子どもも含め、滋賀県に避難している人々の健康診断がおこなわれました。詳しい結果はまだ分かっていないとのことですが、多くの人々がメンタル面で大きな問題を抱えていることが分かったと言います。被災地の子どもが、滋賀県に夏休みに来ることすら、おおっぴらに言えない雰囲気があるとか。また一日も早く故郷に戻れるようにと云うキャンペーンの中、放射能の実態について語り合うことがはばかれるような雰囲気もあると云う話です。


　世の中に『ブラック企業』がはびこっている事に関して比叡平の方の発言がありました。「和民」や「ユニクロ」がブラック企業として名を馳せているが、一番のブラック企業は東京電力や関西電力ではないかと云うわけです。実際、これらの会社は、長年にわたって、共産党員またはその同調者、さらにはまじめに物を考える人や、会社に対していうべきことをきちんという人を毛嫌いし、行動や言動を監視し、賃金・昇格を差別し、不当なところへの配転などを繰り返してきました。これらの事実は裁判所に訴えられ、東電も関西電力も裁判では最高裁でも敗訴し、賠償金を払わなければならないことになりました。関電のこうしたブラック企業体質も改めさせるべきです。


　9月15日は、大飯原発4号機も定期検査に入るため、昨年の5月5日に泊原発が止まって以来2回目の、原発稼動ゼロの日本が再現します。今度こそ、2度と再び再々稼動をさせないようにと云う決意をこめて、福井県の住民運動が大集会を呼びかけています。できれば滋賀県からもバスで行きたいとの提案がなされ、来週のキンカン行動に具体案が提案されることになりました。乞うご期待。

　なお、23日のキンカン行動は、18時10分からＪＲ膳所駅から出発するデモ行進です。よろしくお願いします。

第54回キンカン行動に34名参加

　政府が、福島第一原発敷地から、毎日300トンもの汚染水が流出していることを認めた直後に開かれた第54回キンカン行動でした。
　
　これまでも流出が指摘されていましたが、公式に認めたのは初めてです。そもそも山から毎日1000トンの地下水流出があるそうですから、300トンと云うのも、それなら残る700トンはどこにどう流れているのか、きちんと説明してもらわなければ、にわかに信じられないものです。それでも東電は素直に認めようとしません。全く許せない企業です。流出対策を政府が代執行して、その費用は東電に請求するということをするべきではないでしょうか。


　この日は長崎に原爆が投下された記念日で、長崎市長が格調の高い反核兵器、反原発の宣言をしていたことが印象的でした。テレビによると、日本政府批判のくだりでは、出席中の安倍総理は下を向いていましたが、このような首相に日本の舵取りを許せないとの感を強くしました。

　キンカン行動は、18時10分からJR膳所駅を出発して、関電滋賀支店前まで元気よくシュプレヒコールを繰り返しながら行進しました。来週は18時から19時まで、関電滋賀支店前での抗議行動です。ぜひお越しください。

恐るべき関西電力の実態

　第53回キンカン行動は、8月2日関西電力滋賀支店前で18時から19時まで、38人が集まって開かれました。先週の一周年記念集会のあとの懇親会で決まった、（１）今年秋に再稼動反対の大きな集会を計画すること、（２）今後さらに広い人々に知らせるためにも、毎月第2・第4の週の金曜日は、JR膳所駅からのデモ行進をすることが提起され、みんなで確認しあいました。


　集会では、『関西電力　反原発町長　暗殺指令』（斎藤真著・宝島社発行）と云う本の紹介がされました。
　
　その内容は、高浜原発の警備を頼まれた人の話です。当初過激派対策として、軍用犬などを飼って、それを構内で使うと云うものであったが、高浜町長が関電に反対することがあるなかで、関西電力若狭副支社長から、高浜町長をなきものにするための、ある計画が立てられたと云う。

　「凶器は犬や・・・。犬はワシら主人の言うことは、何でも聞くからな。
”絶対に誰がやったか分からない方法”というのは、犬のことや。そう、原発の警備につこうとる、殺傷能力はピカイチの犬や。殺（や）ってしもうた犬を捕獲しても、犬は誰の命令か言えへんもんな。『犬が突然凶暴になってやってしもうた』と言えば、何の証拠もあらへん」というのである。

　結局、実行されなかったが、恐るべき話である。

　われわれは再稼動を阻止し、原発ゼロの社会をめざして奮闘しているが、その相手の実態を見据えて、「継続は力なり」を合言葉にがんばろうと確認しました。


　来週の8月9日は、JR膳所駅を18時10分に出発します。よろしく。