いのちとびわ湖を放射能から守る輪

~原発問題住民運動滋賀県連絡会~

3月28日、大阪高裁で高浜原発再稼働差止めに関する決定言い渡しへ

2017年03月25日 11時56分37秒 | 組織
 第232回のキンカンは、3月24日、午後6時10分にJR膳所駅前を出発して、関電滋賀支店前までパレードしました。参加者は24人でした。

 先週の金曜日には、原発震災避難者が国と東電に損害賠償を求めていた裁判で、前橋地裁が国と東電の責任を認める判決を下しました。損害賠償額等に不充分さはありますが、「津波は予見できた」のに東電が「経済的合理性を安全性に優先させた~つまり、命より金を優先させた~」として断罪しました。また国も津波を予見できた時点で、国が事故を防ぐように命令すべきだったのにしなかったとしてその責任を問いました。
 
 原発裁判といえば、3・11以前の裁判では、原告からみれば2勝31敗でした。原告が負けるのが当たり前といわれたような時代でした。
3・11以後はこれが4勝6敗と変わり、今回の前橋地裁で5勝6敗となっています。この背景には再稼働反対が世論調査でいつも6割を占めるという国民の世論と運動があります。

 そのなかで昨年3月9日に出された大津地裁による高浜原発3・4号機の再稼働差し止め決定に、関電が異議を申し立てていた審議で、大阪高裁の決定が3月28日に出されることが通知されてきました。

 3月11日に開かれた、原発震災6周年を記念する2017びわこ集会で、弁護団長の井戸弁護士が、「私は大阪高裁が、私たちの主張を認め、大津地裁決定を守ると信じています」と力強く宣言されました。
 この宣言通りの決定が出るように、さらに大きく世論を高めていこうではありませんか。
 
 次回は3月31日、午後6時から関電滋賀支店前で行います。よろしく。


前橋地裁の勝利に沸く第231回キンカン

2017年03月18日 10時11分47秒 | 組織
 第231回キンカンは、3月17日、寒さがぶり返すなか、関電滋賀支店前で20人が集まって行ないました。



 キンカンでは、この日あった前橋地裁の原発裁判で、国と東電の責任を認める判決を下したことに喜びの声が上がりました。
3・11前は、原発裁判といえば原告敗訴が当たり前(勝ったのは、志賀原発・もんじゅの一審判決の2件だけ)という中で、3・11以後は福井地裁・大津地裁に続いて3件目の勝利です。ここには原発再稼働反対がいつも6割近く占めるという世論と、それを支える運動の力があります。


 また、福島原発事故6周年にあたって開かれた、2017びわこ集会には、1000人が集まり成功したことを喜びあいました。とくに集会での井戸弁護団長の基調報告に確信をもった、感動したとの声があがりました。
大阪高裁での関電の異議審について、井戸弁護団長から「私は、大阪高裁が、私たちの主張を認め、大津地裁決定を守ると信じています」との力強い宣言がありました。



 井戸団長は「原発がなくても電気は足りてる」なかで、「社会的な必要のない原発のために、私たち市民がリスクを受忍しなければならない理由はない」というわけです。「仮に、(大阪高裁が)大津地裁決定をひっくり返すのであれば、この問題提起をはぐらかさず、正面から受け止めて論破する必要がある」と裁判所に迫っています。
 この弁護団長の堂々たる主張に勇気をもらいつつ、裁判支援の動きと世論を大いに盛り上げ、大阪高裁でも勝利しましょう。

 原発で虚偽と隠蔽を繰り返し再稼働をすすめる政府が、森友学園問題や自衛隊日報などについても、虚偽と隠蔽をくり返しています。
こういう政府を一刻も早く倒すために野党は統一しようではありませんか。
 
 次回のキンカンは3月24日(金)18時10分 JR膳所駅発、関電滋賀支店前までのパレードです。

3・11原発のない社会へ 2017びわこ集会の成功を

2017年03月04日 09時45分24秒 | 組織
 第230回キンカンは、3月3日、22人の参加で行ないました。

 ひな祭りの日ともなれば18時といってもまだ明るく、寒さもやや和らいだ感じです。

 8日後には原発震災6周年の3・11を迎えます。
 原発震災は終るどころか、ますます新たな深刻さや矛盾を抱えながら進行しています。

 原発震災の原因はいまだに不明です。原因解明のためのロボットですら、原子炉の中に入れば2時間で破壊されてしまうという高濃度の放射線を放出している原発ですから、原因究明の目途すらいつになればたつか、わかったものではありません。汚染水は増え続けています。
避難者は依然として80000人を超えています。政府はこの3月末で帰還困難区域以外の地域の避難指示を解除し、仮設住宅などの支援を打ち切るとしています。住み替える家のめどの立たない人がたくさん悩んでおられます。
 
 帰りたいところはふるさとですが、一旦除染しても、広範な森林地帯が除染対象から外れているために、汚染がぶり返されている地域が至る所に出ています。このため避難指示区域が解除されても、帰る人は少数です。川内村は2734人ですが、仮設住宅を引き払って村内で生活する人は703人(25%)だけといわれます。年間線量が20msv以内という放射線業務従事者だけ認められる高線量のところへ誰が子どもたちを連れて帰ることができるでしょう。

 ところが政府も原子力規制委員会も電気事業者も、3・11から何も学ばず、ひたすら再稼働にひた走っています。

 これを止めるのは政治の力です、国民の世論と運動です。
 今年は必ず総選挙があるでしょう。野党統一の力で必ず政権を奪還しましょう。

 3・11、「原発のない社会へ、2017びわこ集会」は、10時から膳所公園で行われますぜひ成功させましょう。

 なお、次回のキンカンは予定通りいけば3月10日ですが、3月11日に結集することにして、3月10日はお休みにします。従って231回キンカンは3月17日(金)18時~19時、関電滋賀支店前です。よろしく。