いのちとびわ湖を放射能から守る輪

~原発問題住民運動滋賀県連絡会~

小泉元首相が、原発の「安全」「安い」「クリーン」はウソと喝破

2018年05月26日 09時43分54秒 | 組織
 第289回キンカンは、5月25日、21人の参加で、JR膳所駅から関電滋賀支社前まで、「原発いらない」などのコールを繰り返しながらパレードしました。
 
 安倍内閣を打倒して原発再稼働にストップをかけ、原発ゼロ法案を成立させて安心安全の日本をつくるチャンスが広がっています。

 愛媛県が国会の要請に従って提出した文書では、2015年2月25日に安倍首相が加計理事長と直接会ったとき、加計学園に獣医学科を創設する構想を加計氏から聞いた上で、首相が「いいね」と答えていたことが明らかになりました。これは加計氏から獣医学部創設について頼まれたことは一度もない、加計氏が獣医学部を新設したいと思っていたのを知ったのは去年の1月20日だというこれまでの首相の国会答弁が嘘であったことを示しています。「信なくば立たず」を繰り返す首相の「信」は消えてなくなりました。ただちにやめてもらいましょう。

 にもかかわらず安倍首相は、愛媛県文書に出ていた日にちに、加計氏と会ったことは確認できなかったと、面談したこと自体を否定して居直っています。

 国会で絶対多数を握っているので、野党が不信任を出しても否決すれば安泰と見くびっているのでしょうか。こんな首相に国政を委ねるわけにはいきません。原発再稼働を進めさせるわけにはいきません。世論を強めて安倍内閣を打倒しようではありませんか。

 5月24日から新潟知事選挙が始まりましたが、ここで立憲民主党・日本共産党・国民民主党・自由党・社民党など野党と市民が推す池田ちかこ候補が勝利すれば、安倍内閣を打倒し原発再稼働の策動に大きな歯止めをかけることができます。新潟県は前回の知事選でも、国政選挙でも市民と野党の共同が成功しているところです。ぜひ勝利させようではありませんか。

 新聞報道によれば、元首相の小泉純一郎氏も、知事選前日に新潟県魚沼市で開かれた講演会において、原発について「『安全』『コスト安い』『クリーンエネルギー』はウソ。金食い虫といってもいい」と告発し、自然エネルギーへの転換を訴えるとともに「いずれ選挙のときがきたら、原発推進論者などは絶対に当選させない」としました。

 どんな世論調査でも再稼働反対は国民の過半数を超える支持を受けています。保守層も含めたこうした広範な世論を池田ちかこ候補に結集すれば、原発政策を変え安倍内閣を打倒することができます。

 新潟県知事選で勝利して引続く滋賀県知事選でも再稼働反対を掲げておられる候補者を勝利させましょう。

 次回は6月1日(金)18時から関電滋賀支社前です。よろしく。

時代錯誤も甚だしい第5次エネルギー基本計画案

2018年05月19日 07時12分20秒 | 組織
 第288回キンカンは5月18日、気象予報が走り梅雨に入ったというものの、爽やかな夕風のなか、関電滋賀支社前において16人の参加で行いました。

 経済産業省の審議会は、5月16日、2030年度をめざす「第5次エネルギー基本計画」案をまとめました。
 その骨子は、2030年の電源構成比率を原発20~22%、石炭26%、再生可能エネルギー22~24%などとするものです。
基本計画案は、依然として原発を「重要なベースロード電源」として位置づけています。しかも30年先の2050年にも原発を「実用段階にある脱炭素化の選択肢」と位置づけています。
 時代錯誤もはなはだしいと言わなければなりません。

 ここには福島第一原発事故によって世界的に規制が強化され、原発建設そのものに莫大なコストがかかり、採算の合わないものになっていることの検証はありません。

 東芝は原発事業に手を出すことによって、有力な半導体子会社を手放さざるを得なくなりました。日立はイギリスに輸出しようとする2基で3兆円を超す建設費に悲鳴を上げ、日本政府に日立が損をしない債務保証を要求しています。トルコでは、三菱重工が当初の倍以上かかる建設費で、トルコ政府が求める電気料金では採算がとれないことが問題となっています。原発が破たんしていることは、万一事故が起ったときは誰の目にも明らかですが、福島事故以後は建設時から採算が合わないものになっているのです。

 一方、再生可能エネルギーのコストが大きくダウンするなかで、世界が、脱原発に向って進みだしていることなどは何も反映していません。

 これからも国内で原発30基を動かそうとする計画そのものが、原発ゼロを求める国民多数の世論を無視したものです。
 今日は東京をはじめ全国各地で行われるキンカンで、基本計画案に対する抗議の声が上げられるでしょう。
 福島第一原発事故の反省もなければ、核のゴミの処理見通しもない無責任な基本計画案に私たちも抗議の声をあげましょう。

 次回は5月25日(金)18時10分JR膳所駅~関電滋賀支社前パレードです。よろしく。

原発電力は使用しないという断固たる意思を示そう

2018年05月12日 08時44分37秒 | 組織
 第287回キンカンは5月11日、18人の参加で膳所駅から関電滋賀支社前まで、「原発いらない」「原発なくても電気は足りてる」などを訴えてパレードしました。
 
 関西電力が大飯原発4号機の再稼働を始めました。
 福島原発事故の原因究明も出来ていず、最近再稼働する原発が長期にわたる停止の影響もあってか、再稼働直後に不具合が続発している中での再稼働など断じて認められません。

 関電は今後、電力料金引き下げをすると言っていますが、わずかばかりの料金引き下げで、原発の危険性に目をつむらせようという魂胆でしょうか。関電のこうしたごまかしを許さぬためにも、原発電力は利用しないという断固たる意思を、関電以外の新電力に切り替えて示そうではありませんか。
 
 原発とも深いかかわりを持つ2つの知事選が近づいています。6月10日投票の新潟県知事選では、福島事故の原因究明としっかりした避難計画などの確立抜きの安易な再稼働は許さないとの立場に立つ池田県議が出馬を表明されました。新潟では国政選挙でも知事選でも、野党共闘が成功をおさめている実績があります。柏埼刈羽原発再稼働を止めるためにもぜひ勝利させましょう。
 
 6月24日投票の滋賀県知事選では、「原発再稼働に反対し、再生可能エネルギーを積極的に導入する」との立場を鮮明にした近藤まなぶ滋賀大学名誉教授が立候補を表明されました。福井県に林立する関電の原発群の脅威を受ける滋賀県民のいのちとびわ湖を守るためにも、近藤氏の勝利のために力を尽くそうではありませんか。

 次回は5月18日(金)18時から関電滋賀支社前です。よろしく。