人と組織の創造性を高める「ワイガヤ フォーラム」

「顧客の立場で価値について語り合う」ワイガヤを通して、人と組織の創造性は醸成されます。

ワイガヤフォーラム(価値創造プログラム)への経緯

2011-11-28 12:16:30 | 日記
2003年新商品・新事業開発促進のための研究会を実施。30名の開発経験者にお集まりいただき、新商品・新事業開発を促進するための要素や事例を相互に発表し研究会を実施した。結果として重要な要素は、「創造的な風土」「開発のコンセプト」「人」としてまとめることとなった。2004年研究・開発部門向けシンポジウムを開催、技術担当役員のためのフォーラムを発足させた。講演者は、海外からも元IBMのガースナー氏、フィリップスCTOハーウイッグ氏、GEインド研究所所長、デュポンCTO等を招聘。併せてイノベーション推進者の教育やイノベーション関係者のフォーラムを開催。その後ホンダのワイガヤを中心とするイノベーションプログラムを実施している。創造のDNAの研究会を3M社、ソニー社、ホンダ社をテーマとして実施。開発経験者の講演とディスカッションを行い、創造性を高めるための重要な要素の研究を更に進め、アウトプットは、本フォーラムのプログラム策定に貢献している。

クレイトン・クリステンセン氏-成長担う革新の方法(10/2日本経済新聞)

2011-10-06 16:55:08 | 日記
10月2日の日本経済新聞に掲載されたクレイトン・クリステンセン氏のインタビューで、近著の「Innovator's DNA」の内容について語られた。まさにワイガヤと本質は同じだったので、ここに紹介させていただきます。凡人でもイノベーションがおこせる、その習慣づけの要素について。。。「現場」の観察、そこに発見される変化について疑問を持つ、異なる分野の知見と交流する、新たな価値について試す、それらを結びつける。これは、まさに天才本田宗一郎氏亡き後、多才なメンバーの知恵を集め考えるワイガヤを実施した過程と同じです。現場の変化や世の中の変化を観察し、変化やユニークな事象を見つけ価値を見出す、異なる知見の融合によって、凡人でも新たな価値を見出すことができるわけです。その習慣化がワイガヤフォーラムの目指すところです。
http://hbr.org/2009/12/the-innovators-dna/sb2

良いアイディアが生まれるところ By TED

2011-09-12 13:50:12 | 日記
「ワイガヤ」に通じる講演の映像です。
良いアイディアは、閃きのように一瞬に出るのではなく、ずっと頭の中で暖めている期間があり、他のアイディアと交わることや語り合うことで良いアイディアに熟成されていく、ということです。講演の終わりには、GPSの開発ストーリーも語られています。日本語訳があるので、15分ですがちょっと辛抱してご覧ください。

http://www.ted.com/talks/lang/jpn/steven_johnson_where_good_ideas_come_from.html

ワイガヤとホンダDNA

2011-09-08 11:06:02 | 日記
            

三現主義=実体験を基準とした意見
「現場観察」からの事実の抽出
現場 現実 現物

人間尊重=メンバーの尊重               
自立=自分の意見か?「あんたはどう思うんだ。」    
平等=だれの意見でも尊重する。
信頼=本音で意見を言う。

三つの喜び
創る喜び=技術視点の価値・自の強みを活かす
売る喜び=製品・販売視点の価値
買う喜び=顧客視点の価値

顧客を喜ばせるために、
何をどうやって創るのか?
どうやってその価値を顧客へ届けるのか?

イノベイティブな企業風土の醸成は、組織の利益よりも顧客・現場・人の価値を重視することから始めます。利益追求や効率化ではなく、価値創造を目的とする企業活動を行うことです。企業は、これらを重視しなくては創業できませんでした。上記は「ホンダDNA」の基となる重要なPhilosophyです。



ワイガヤフォーラム(価値創造プログラム)

2011-09-07 17:56:34 | 日記
人・組織の創造性を高める
ワイガヤフォーラム(価値創造プログラム)

少子高齢化、人口減少など日本国内の市場は減少傾向にあり、超高齢者社会という世界に稀に見る社会に変化しています。成長市場が新興国へ移る中で、日本国内で新たな価値を産み出すことが最重要課題となり、この緊急事態を認識できていない企業に生き残る術はないのではないでしょうか。この変化への対応の一案として、新たな価値を産み出せる組織への転換を目的とした本フォーラムの活動を開始いたしました。

人と組織の創造性を高める手法として、自由闊達な議論「ワイガヤ」の実践を提案させていただきます。創業期の企業は、自由闊達な議論が当たり前の文化を持ち合わせています。しかしながら、企業は成長し大企業になると、イノベーションよりもオペレーションを重視して、利益追求を重視する傾向が強くなってきます。そこでは、イノベーションを阻害する要因が多く見られ、いつしか創業期とはまったくことなる企業文化を呈して、価値創造が苦手な企業へと変わっていきます。

イノベーションを重視する企業へ転換するためには、創業期に当たり前だった自由闊達な議論「ワイガヤ」を復活させることが大切です。実際に、オペレーションを重視しすぎる企業風土の中で、「ワイガヤ」を行うことは、大変難しくなっていることを気付くことになります。この「ワイガヤ」を様々な抵抗の中で実践していくことで、企業風土は、イノベーティブに変化していきます。活き活きとした企業へ転換することができます。

ブレーンストーミングとワイガヤの大きな違いは、実施前に各メンバーが日ごろの実体験についていかに価値として理解しているか、本質を見抜く現場観察を事前に行うことができているか、だと言えます。そして現場(市場)で起こっている変化について熟慮することよって価値を見出していかなくてはなりません。メンバーが価値あるアイディアを出せる準備が出来ているか、が大きく異なるところです。その準備に関するプログラム、ワイガヤそのものの進め方、その後の評価会や組織内での進め方について、ワイガヤフォーラムでは、これらの実践的なプログラムを提供させていただきます。

この「ワイガヤ」の進め方を提案し、各社が価値創造を行えるよう支援することが、本フォーラムの使命です。

■プログラムの紹介
各社の課題に合わせて、以下のプログラムの組合せ、または、重点実施を行います。
以下は、実施例です。

1.「ワイガヤ」体験
  初めて「ワイガヤ」を実施する企業向け
  1日終日 午前「心に火をつける」講演 午後「ワイガヤ」演習・発表
2.現場観察フィールドワーク
  1日終日 現場観察の進め方→フィールドワーク→ワークショップ→発表会
       現場のFACTからValueを炙り出し、Solutionを形成する。
3.価値創造「山篭り」
  2泊3日 「ワイガヤ」と評価会による、コンセプト創造研修
4.ダイヤを見つけ出す評価会
  独創商品開発経験者による評価会
  10人中9人が反対する中でダイヤモンドを見つけ出せる評価者による評価会