Sun Ra / The Magic City / Saturn

  Sun Ra:p,etc,  Pat Patrick:bs,flt,  John Gilmore:ts, Marshall Allen:as,

  Danny Davis:as,flt,  Harry Spencer:as,  Robert Cummings:bcl,  Walter Miller:tp,

  Ali Hassan:tb,  Roger Blank:per,  Ronnie Boykins:b,  Chris Capers:tp

  Teddy Nance:tb,  Bernard Pettaway:tb, Jimhmi Johnson:per

  Sun Ra の65年N.Y.での録音。レーベルはおなじみ自主レーベルのSaturn。60年代は

自主レーベルという動きが出始めた時期でした。フリージャズが登場し、成熟しだすと、

音楽の先進性から大手からはリリースされることが少なく、アーティストの活動も場所を

求めて自主興行、自主制作といった流れになります。いわゆるロフトジャズとよばれるも

のです。おもしろいことにドイツではFMP、オランダではICPという自主レーベルが60年代

に設立されています。

　60年代の時代を反映してか、まさにフリージャズという演奏を全編とおして繰り広げて

います。そのなかでもSun Raの音は際立っており、独特の味を出していて、どんな形式

であろうが強烈な印象を与えます。クラブカルチャーはどうじてもクラブで使える曲のみ

を追いがちですが、フリージャズ、ロフトジャズの流れやSun Raの作品を通してを聴いて

みるのも新たな発見が見出され非常に面白です。

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YouTube: Sun Ra - The Magic City

Magic City 価格：￥ 1,311（税込） 発売日：1993-11-16

Sun Ra / Media Dreams / Saturn

  Sun Ra:org,p, Crumar Mainman:organ,drum box, etc,

Michael Ray:tp, John Gilmore:ts, Luqman Ali:ds 

70年代後半、狂ったようにリリースしているSun Ra の78年作。イタリア録音。

丁度Horo3部作と同時期の録音になります。メンバーも『New Steps』、『Other

Voices、Other Blues』と同じ編成で珍しく小編成になります。

　崇高なオルガンの音色が不気味に響き渡るA-1 Saturn Research、単調なドラム

ボックスの奏でるメロディーが転調を繰り返しながらも延々と続き、突き刺すよ

うなトランペットと不気味なオルガンが挿入され、突然カオスのような即興演奏に

いたるA-2　Constellation、Sun Raのピアノが美しく鳴り響くB-3　An

Unbekowneth　Love　など当時のSun Raのあふれる創造性が味わえる傑作です。

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YouTube: sun ra quartet - constellation

Media Dreams 価格：￥ 2,378（税込） 発売日：2008-02-26

Sun Ra / Aurora Borealis / Saturn

  Sun Ra:p

  Sun Raの80年作。この時期Sun Raは作品を出しまくってます。レーベルはおなじみ

のSaturn。ハンドメイドジャケがいい味だしてます。ハンドメイドジャケは当時アーケストラ

のメンバーが手書きで作っていたそうで、ニセモノも多数あるとか。Sun Raの作品として

は珍しくアーケストラではなくソロピアノです。

　このアルバムのSun RaはMoog等の電子音は一切使用せず、Pianoのみ使って演奏

しています。オーソドックスなものからパーカッシブなフリーまで非常に幅広く、Sun Raの

Jazz Pianistとしてのふところの深さを感じとれます。PianoのみのSun Raも心にしみいる

演奏が聴けてオススメです。

Sun Ra / Cosmos / Cobra

　Sun Ra:Rocksichord, Ahmed Abdullah:tp, Craig Harris:tb,

　Vincent Chancey:frh, Marshall Allen:as,fl, Danny Davis:as,fl,

　John Gilmore:ts, Danny Ray Thompson:bs,fl, Eloe Omoe:bcl,fl,

　James Jacson:fl,bsn, R. Anthony Bunn:eb, Larry Bright:ds

　Sun Raの76年Parisでの録音。レーベルはいつものSaturnではなく良く分からない

フランスのCobraというところからです。メンバーは見ての通りアーケストラの常連

ばかりで悪いはずがありません。

　意外とオーソドックスなビッグバンドものを聴かせるA-1:The Mystery of The

Two、Effectをかけダブ処理をほどこしたかのような効果音が随所に挿入され、

Sun Raのいつものフレーズを連呼するドープコズミックチューンB-1:Moonship

Journey、John GilmoreのTsが味わい深いB-3：Jazz From An Unkown Planet、

等70年代Sun Raを堪能できオススメです。

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YouTube: Sun Ra "Moonship Journey" 1976

Sun Ra / Lanquidity / Philly Jazz

  Sun Ra:ARP,Fender Rhodes,Yamaha org,Hammond org,

        Mini-Moog, p, orchestral bells,

Crumar Mainman organ, voc, Eddie Gale:tp, Michael Ray:tp,flg,

Marshall Allen:as, ob,fl, Danny Davis:as,fl, John Gilmore:ts,

Danny Thompson:bs,fl, Julian Pressley:bs,

James Jacson-bsn:fl,ob,ethnic voice, Eloe Omoe:bcl,fl,

Dale Williams:eg, Disco Kid:eg, Richard Williams:b,eb,

Luqman Ali:d,perc, Atakatune:conga,tympani, Michael Anderson:per,

June Tyson:ethnic voice, Edde Tahmahs:ethnic voice

　Sun RaのClub 人気盤。78年New Yorkでの録音。この時期Sun Raは狂ったように

リリースを重ねています。Marshall AllenとJohn Gilmore の2Topは変わらず

健在。Blue Noteで2作残したEddie Galeの参加も興味深いですね。

　ドープなFunk Beat に美しく儚いメロディーがのるA-1 Lanquidity、幻想的な

VoiceとSaxが印象的なB-2 There Are Other Worlds　など意外とBeatがしっかり

している曲が多くClubで人気なのも頷けます。Sun Raの入門編にオススメの音源

です。

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YouTube: Sun Ra- Lanquidity

Lanquidity 価格：￥ 1,311（税込） 発売日：2000-09-26