タツノヒノエ

神仏への道-神社仏閣巡りから、古代の神々との出会い

飯綱 (イヅナ) の法、修験と忍者 ② ・・・

2023-01-30 18:48:46 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

前頁より続きます。

飯綱 (イヅナ) の法・・・修験道の秘法。

竹筒に管狐 (くだぎつね) ・・・イヅナと言うイタチ科の小さな獣を入れて持ち歩き、使役する呪法と言われています。

この動物は霊能力著しく、変幻出没自在で、予言をなし、飼い主に非常に利益をもたらすとして恐れられていたそうです。

長野県の飯縄山は、戸隠山と並んで古来より山岳修験道の拠点として有名だそうです。

飯縄神社(いいづなじんじゃ)・・・ウィキより、

飯縄神社(いいづなじんじゃ)は、長野県長野市富田にある神社。全国に祭祀されている飯縄神社の惣社である。

主祭神 大戸道命大戸辺命保食命

270年頃飯縄山山頂に天神大戸道尊を祀り、飯縄大明神と称す

本地を大日如来とし、848年嘉祥元年)3月学問行者が飯縄山に入山し、如来の尊容を拝す。

1233年天福元年)信濃国荻野(信州新町)の地頭 伊藤兵部太夫豊前守忠綱が、飯縄大明神のお告げにより入山し、山頂に飯縄大権現を勧請する。忠綱の子、盛綱も忠綱に従い入山し、荼枳尼天の法を修得、忠綱より飯縄の法を受継ぎ、飯縄原始忍法を確立、自ら「千日太夫」と称し、飯縄信仰を全国に広げると共に忍法の祖となる。」

・・・飯縄大権現 (いづなだいごんげん)・・・真言宗智山派大本山・高尾山薬王院の御本尊。(本尊は薬師如来と飯縄大権現)

私は以前、仏舎利塔の御供養をしたのを御縁に、ちょっとした信徒の一人でもあります。

毎年の仏舎利塔総供養と年二回の護摩祈祷だけの御縁です。

御本尊・飯縄権現さまの御内佛奉納を一体申し込んだことがあり、その御礼に飯縄大権現の御神札いただき、旧ご本尊修復か何かの寄進した御礼に御分身をいただいております。

白狐の上に立つ姿は、一見、「ガルーダ」(カルラ天) 。

よくよく見ると、不動明王を基本ベースに、カルラ天と白狐と複数の神仏が複合している感じがします。(日本の不動明王自体、複数のインド神が合わさった姿です。シヴァの破壊神としての変化身に、後背にはガルーダ (迦楼羅天) 、利剣は倶利伽羅龍王と)  さらによく見ると、あくまで私見ですが、日本の女神も入っておられるように見えます。

確か説明によると、不動明王・歓喜天 (お聖天さま) ・迦楼羅天・茶吉尼天・弁財天の五つの仏様が習合した御尊像だとか。

農耕神として信仰されていた飯縄大権現が時代の趨勢に伴って戦神として崇められるようになり、のちに「邪法」の烙印を押されることとなったそうです。

「農耕神」 → 「戦神」 → 「邪法」と、信仰形態が変化していったのでしょうか。もしかすると、伏見稲荷大社の「神々のお使いであるキツネ」が時代の変化と共に、「稲荷伸=キツネ」と誤解されていったように、「農耕神のお使いであったイタチ」が、「飯縄法」と言う邪法に誤解されて変化していったの「かも」知れません。

その根拠となるか否かは知りませんが、

「飯縄法」・・・修験道では上記の通りですが、修験と密接に関りがある「忍者」・・・の使う「忍法」では、

「飯縄法」は、「イヅナと言う小さなイタチ科の動物を飼い慣らし、竹筒に入れて用い、戦場で訓練したイヅナに火薬をくくりつけ、火をつけて敵陣まで走らせて敵もろとも爆破させた」・・・と、以前、ネットで読みました。そのネットの記述は見つからなくなったのですが、こっち (忍法) の戦術としての「飯縄法」の方が、信憑性は高い気がします。

「農耕神のお使いとしてのイヅナ」信仰と、忍者の用いる外法とが「ごっちゃ」になって、「邪法・飯縄法」と誤解されて伝承した可能性はあります。

それにしても、鳥獣や昆虫に親しまれる私としては、忍者とは当時の傭兵とは言え、なんと惨いことを平気でするものだと思ったものです。もっとも、スパイから破壊工作など様々な分野で活動するのですから、情に囚われていたら何もできませんが。

たまたま思いついたので記述しましたが、まだまだ休眠します  ^^) _旦~~

「高尾山薬王院の歴史」 外山 徹 著 (ふこく出版)

まだ、日本及び世界は厄災が続きますよ。これからもっとひどくなる。

「備えあれば患いなし」。

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飯綱 (イヅナ) の法、修験と忍者・・・

2023-01-30 18:44:11 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

修験道の「飯綱 (イヅナ) の法」は、

「竹筒に管狐 (くだぎつね) ・・・イヅナと言うイタチ科の小さな獣を入れて持ち歩き、使役する呪法と言われています。

この動物は霊能力著しく、変幻出没自在で、予言をなし、飼い主に非常に利益をもたらすとして恐れられていたそうです」。

しかし、「忍者」・・・の使う「忍法」では、

「飯縄法」は、「イヅナと言う小さなイタチ科の動物を飼い慣らし、竹筒に入れて用い、戦場で訓練したイヅナに火薬をくくりつけ、火をつけて敵陣まで走らせて敵もろとも爆破させた」・・・と、以前、ネットで読みました。そのネットの記述は見つからなくなったのですが、こっち (忍法) の戦術としての「飯縄法」の方が、信憑性は高い気がします。

次ページで、詳細記します。

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