市販の点眼薬の中には、充血をとって目を白くする役目をもたせたものがあります。たしかに赤い目で人前にでるのには抵抗があるかもしれません。でも、ちょっとまってください。この点眼薬を長期間点眼し続けると、その効果が切れたときには、以前よりももっと充血がひどくなってしまうのです。むりやり点眼で収縮させられていた血管は、点眼の効果がなくなると、その反動として、以前よりもっと拡張して充血がひどくなって、目は赤くなってくるのです。そうなると、ますます充血をとろうとして、点眼回数を増やしてしまい、その結果充血がまたひどくなるという悪循環ができあがってしまいます。この悪循環を断つことは、なかなか簡単にいかないこともあります。市販の点眼薬を長期使用して、症状が改善しない時や不安のあるときは、眼科の先生に相談してみて下さいね。