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日々の生活の中で印象に残ったあらゆる場面を大切に切り取っていきます。

『新ブラックジャックによろしく』第5巻[移植編]

2008-11-01 22:29:14 | 読書
作者 佐藤秀峰
出版社 小学館
発売日 2008/10/30

ストーリー 超一流,永禄大学附属病院の研修医・斉藤英二郎。その最後の研修先で待ち受けていたのは,臓器移植だった…!



 事故で脳死と判定された20歳の専門学校生の男の子の臓器は赤城さんには提供されませんでしたね。赤城さんは提供リストに登録されていなかったんだ

 この脳死と判定された男の子の臓器の摘出シーンはなんだかビックリしてしまって,スゴイとしか云えませんでした。これが実際の医療現場で行われていることなんですよね?ちょっとあの光景は異様でしたね・・・。それぞれの臓器を摘出するスタッフが患者を前にして一同に集まり,順番待ちをしているっていうあの光景。

 なんかこんな光景を目にしてしまうと,もし自分がこの患者の立場にいたら,またその家族の立場にいたら,ドナー提供を表示していたとしても,なんだか複雑な気持ちになってしまうだろうなぁ・・・。というか,本当にこれで良かったのか?とか,家族の立場からしたら,身内の臓器を提供することで病気で苦しんでいる患者さんの生命を救うことが出来るけれど,その提供した本人の身体の中がからっぽになってしまう事実が悲しいんじゃないかと。

 で,そんな中での斉藤先生の赤城さんへの言葉「もしも望めばあの脳死者の腎臓が自分のものになるとしたら・・・,それでも赤城さんは何も望みませんか・・・?」

 なんか斉藤先生らしくない言葉だったな。というか,赤城さんに対してなんか冷たく感じてしまいました赤城さんは強がってはいるけれど,斉藤先生はそんな気持ちを十分に理解しているものだと思っていたのに。

 まぁ,この前の展開で,斉藤先生と皆川さんはヨリを戻しちゃったってことも影響しているのかもしれないけど。だから余計,赤城さんがカワイソウだったってこともあるしだって,赤城さんにとって信頼している唯一の存在が斉藤先生だったわけでしょ?

 これって,もしかしたら,赤城さんへの斉藤先生の臓器提供はありえなくなったりしない?なんかちょっとだけれど,そんな予感もしたりして


 前回の第4巻のレビューはこちら

 

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