贈り物

何年か前の誕生日に友達の男の子からシャンパンが届きました。

ヴーヴ・クリコのイエローラベル。

それまで、誕生日に友達の男の子からシャンパンとか貰ったこと無かったので、本当にびっくりしたのを今でも覚えています。

何にも連絡無しにいきなり誕生日に届いたプレゼント。

そしてそれは、とてもとても嬉しかったです。


１つ年下の男の子だったけど、そんなのあまり気にしないで一緒にいられるお友達でした。

ヴーヴ・クリコとかって値段も少し高めだし、シャンパンの中でもお洒落なイメージがあって、
宅急便で贈られてきたときは何か変な意味があるのかと思っちゃったけど、
彼はそういうことはしないタイプの人だし、
実際その年だけじゃなく、それまでも毎年なにかしら結構なプレゼントを何故か貢いでくれる子だったので、
普通に何の下心も無く、ただの誕生日のプレゼントだったんだと思います。


今でも仲良しで、昨日も電話してたんだけど、彼は本当にかっこいい人です。


彼のあの時のシャンパンが私の価値観を少し変えてくれました。


贈り物なんて別にいらない、ってよく思ってました。
だけど、贈り物を贈ったり、貰ったり、
その経験が少しずつ人を魅力的にしていくんじゃないかな、って思いました。

その数が多ければ多いほど
男の人はかっこ良く、女の人は綺麗に・・・、ね。


あのとき以来、私は誰か大切な人に贈るシャンパンはヴーヴ・クリコのイエローラベルが一番多いです。





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　(Vueve Clieqout-Yellow Label)