Imachoの旅日記

旅好きImachoの旅日記を写真とともに綴っています!

徳島 2023.12 1(大塚国際美術館)

2024年04月29日 | 日本
このブログ、旅日記から美術鑑賞ブログに変わりつつあります・・・
いやいや 次に海外旅行に行けるときまで細々と続けていきますよ
今回は徳島にある「大塚国際美術館」に日帰りで行ってきました
今までイタリアやパリに本物の絵画を見にいくのが当たり前で
本物ではない絵画をわざわざ見に行くなんて
と思っていましたが、本場に行けないとなると
本物でなくてもルネッサンスやバロックのイタリア絵画が見たい
と強く思うようになり満を持しての大塚国際美術館です

神戸三宮から美術館直通のバスと入場券がセットになったプランがあって
バスも片道1時間半なので思っていたより簡単に行けました

これが美術館の入口
美術館は山の中にあり山の麓が入口となっています



入るとこの長いエスカレーターでスタート地点となる地下3階に向かいます



地下3階に到着すると眼の前にはシスティーナ礼拝堂
なんて言うか・・・最後の審判の絵を見ていると一気に本場のシスティーナ礼拝堂を
見ている気分になって疑似体験ていうのか、テンションがめちゃくちゃ上がりました



天井画の「天地創造」
陶板のサイズが1m×3mぐらいでそれをつなぎ合わせているため
つなぎ目の線がちょっと気にならなくもないですが
でも実物を見ているような完成度の高さです



せっかく「最後の審判」と「天地創造」を作成したのなら
壁面のボッティチェッリやギルランダイオら当時の偉大な画家たちが描いた
12枚の壁画も作成して欲しいな・・・

とここで長居していると最後まで見れないのでチャッチャと進みます

 エルグレコの祭壇
エルグレコは絵画しか見たことなかったですが祭壇画も作成していたのね



 フランスの聖マルタン聖堂
この壁画のキリスト伝の絵がまぁ可愛らしく描かれているので
面白くて見入ってしましました





ポンペイ遺跡にある秘儀荘の壁画
ポンペイ遺跡に行ったときにここは見てないなぁ~



スクロヴェーニ礼拝堂
私の大好きなスクロヴェーニ礼拝堂のジョットの壁画が再現されてます
しかも15分という時間制限もなくゆっくりと見れるなんて~
パドヴァで見た感動がよみがえる~



あらためて壁面のストーリーをたどりながら鑑賞しました
やはり一番印象に残るのはユダの接吻ですよね



ラヴェンナのモザイク画
行ってみたいビザンチン美術のモザイク画が街中に残っているラヴェンナ
サン・ヴイターレ聖堂の皇帝ユスティニアヌスと随臣



と皇妃テオドラと侍女たち


煌びやかです

ジョットの小鳥への説教
アッシジのサン・フランチェスコ聖堂の聖フランチェスコの生涯の中の1枚
3日間のアッシジ滞在中3回も通ったサン・フランチェスコ聖堂の絵も
あるなんてちょっと感動です 
懐かしいアッシジの景色も一緒に見える気がする~



ドゥッチョの荘厳の聖母
シエナのドゥーモ美術館にあるドゥッチョの傑作
シエナにも行ってみたかったなぁ~



裏側にはキリスト伝とマリア伝



ルネサンス前のルネサンスに向かう手前のこの時代のドゥッチョや
チマヴーエ、ジョット、シモネ・マルティーニの作品が好きなんですよね

10時過ぎに美術館に到着してここまでで11時半
空腹に耐えられなくなったので一度ここで休憩しました
エレベーターで1階まで上がると丁度山の上になるようで
地上に出てきました



1階にあるレストラン・ガーデンで鳴門刺身定食をいただきました
先払いのセルフサービスになっていて、すぐに食べることができました
そのせいで?写真を撮り忘れたので看板の写真を撮ってみました

鯛とハマチの刺身、鯛の煮付け、味噌汁 酢の物 サラダ で
美味しかったですけど、全てにわかめがいっぱい入ってました
そういえばわかめは鳴門の名物でしたね



30分ほどでランチを終えて 12時過ぎにルネサンスのフロア地下2階に向かいました
有名画家の受胎告知が同時に並んで展示されているんですよ~



 ベッリーニの受胎告知
ヴェネツィアのアカデミア美術館に展示されている絵です
ベッリーニらしい線がきれいな絵です



フラ・アンジェリコの受胎告知
フィレンツェのサン・マルコ寺院で階段を上がったところに展示されていた
あの受胎告知ですね サン・マルコ寺院ではアクリル板にようなものが絵の前に
設置されていましたが、ここの絵は間近で見ることも触ることも出来るのがいいですね



 ボッティチェッリの受胎告知
ウフィッツィのボッティチェッリの部屋に飾られている絵です
ボッティチェッリの描く女性は美しい~



フィリッポ・リッピの受胎告知
フィレンツェのサン・ロレンツォ聖堂にあるらしいんですが私フィレンツェで
見てない 改装中か何かで入れなかったような気がする・・・
次フィレンツェに行くときには見にいかなければ



ティントレットの受胎告知
ヴェネツィアのスクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコにある絵です
ヴェネツィアに行った時にここにはティントレットの絵がたくさん展示されている
ことは知っていたのですが、ヴェネツィアにはどこに行ってもティントレットの絵ばかりなので
ティントレット疲れでここは見にいかなかったんですよね~
1枚で見ると明暗を使ったドラッマティックな見応えのある絵ですね



シモネ・マルティーニの受胎告知
ウフィッツィ美術館にある受胎告知の中でも
マリア様が一番困惑しているこの絵が好きですね



イタリアルネサンスの絵画が続きます~
もう説明不要ですが・・・

ウフィッツィ美術館から
ボッティチェッリの春とヴィーナス誕生





フィリッポ リッピの聖母子



次に続きます


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