ローマ2日目
8時40分頃のテルミニ駅のバス停ですが
今日は土曜日なので人が少ないです。
8時40分頃のテルミニ駅のバス停ですが
今日は土曜日なので人が少ないです。
40番バスでヴェネツィア広場までやってきました。
なんか、今日は天気良さそうです~
なんか、今日は天気良さそうです~
ここからナツィオナーレ通り方面に歩いてすぐに
左手に橋のある道を曲がると
左手に橋のある道を曲がると
コロンナ宮殿の入口があります
なんか、見落としそうなぐらいささやかな入口です
なんか、見落としそうなぐらいささやかな入口です
コロンナ宮殿は土曜日の9時~13時までしか開いてない
美術館なので今まで時間が合わず行けなかったんですが
今回やっと来ることが出来ました~
美術館なので今まで時間が合わず行けなかったんですが
今回やっと来ることが出来ました~
2階に上がってすぐに見えるこの大広間
ここの一番の見どころはやっぱりここでしょう~
「ローマの休日」の撮影にも使われた広間です
眩しいくらいに輝いてます
ここの一番の見どころはやっぱりここでしょう~
「ローマの休日」の撮影にも使われた広間です
眩しいくらいに輝いてます
この大広間に降りる数段ある階段の真ん中に
この豪華な宮殿にふさわしくない物が
あるんです・・・
この豪華な宮殿にふさわしくない物が
あるんです・・・
近寄ってみると・・
1849年にフランス軍がジャニコロの丘から発射して
着弾した砲弾です
ローマの歴史の証人として
そのまま保存してるそうです~
砲弾なんて・・・怖いですね
1849年にフランス軍がジャニコロの丘から発射して
着弾した砲弾です
ローマの歴史の証人として
そのまま保存してるそうです~
砲弾なんて・・・怖いですね
この宮殿は、絵画も結構あるんです
一番有名なのは
アンニバル カラッチ作「豆を食べる男」
庶民の食事姿の絵が当時は画期的だったらしく
ルネッサンス期の重要な絵だそうです
当時は教会や貴族等の依頼主がいて
依頼主の望む絵を描くのが当たり前の時代です。
こういった庶民の食事姿の絵は当然依頼主もいません。
購入してくれる人がいない絵を描くことが当時としては
珍しいことだったようです。
一番有名なのは
アンニバル カラッチ作「豆を食べる男」
庶民の食事姿の絵が当時は画期的だったらしく
ルネッサンス期の重要な絵だそうです
当時は教会や貴族等の依頼主がいて
依頼主の望む絵を描くのが当たり前の時代です。
こういった庶民の食事姿の絵は当然依頼主もいません。
購入してくれる人がいない絵を描くことが当時としては
珍しいことだったようです。
でも、私はやっぱりこういう
心が穏やかになるような聖母子像
が好きです
ブロンズィーノ作
心が穏やかになるような聖母子像
が好きです
ブロンズィーノ作
他にもお部屋がいくつかあるんですが
シャンデリアが素敵なんです~
シャンデリアが素敵なんです~
縁にカラフルな色が飾られていて
とっても可愛い~
とっても可愛い~
隣のお部屋も
シャンデリアが豪華です~
シャンデリアが豪華です~
お部屋も豪華ですが、トイレも素敵です。
写真ではわかりにくいかもしれませんが
真ん中の角になっている所が入口で
壁がズレてるので、
少し開いてるのがわかります
写真ではわかりにくいかもしれませんが
真ん中の角になっている所が入口で
壁がズレてるので、
少し開いてるのがわかります
これは黒檀と象牙で出来た貴重品収納箱です。
新旧聖書の様々なシーンが装飾されているらしく
(私にはよくわかりませんでしたが・・)
新旧聖書の様々なシーンが装飾されているらしく
(私にはよくわかりませんでしたが・・)
真ん中にはシスティーナ礼拝堂の
「最後の審判」が彫られています。
写真ではわかりにくいですが、
結構細かいところまでそっくり真似して造られてますよ~
「最後の審判」が彫られています。
写真ではわかりにくいですが、
結構細かいところまでそっくり真似して造られてますよ~
気になるのは・・・テーブルの脚です・・。
この宮殿にあるテーブル全てが・・
レパントの海戦でトルコ軍を打ち負かした
歴史的事実の象徴として、
その際に捕えられた捕虜をモデルにしているそうです
この宮殿にあるテーブル全てが・・
レパントの海戦でトルコ軍を打ち負かした
歴史的事実の象徴として、
その際に捕えられた捕虜をモデルにしているそうです
上に飾られた絵がチョット気になりますが・・・
見てほしいのはテーブルの脚ですよ
コロンナ宮殿を1時間程見て
10時過ぎに近くにある
ドーリア・パンフィーリ美術館へ。
10時過ぎに近くにある
ドーリア・パンフィーリ美術館へ。
入ってすぐ右手にチケット売場があって
大人1人11ユーロで英語かイタリア語の
オーディオガイドがついてきます。
左手には小さいお庭があるんですが
レモンがいっぱい
昨日もオレンジの木があったし
ローマの町に彩添えてる感じがして
いいわ~
大人1人11ユーロで英語かイタリア語の
オーディオガイドがついてきます。
左手には小さいお庭があるんですが
レモンがいっぱい
昨日もオレンジの木があったし
ローマの町に彩添えてる感じがして
いいわ~
正面に、美術館への階段があるので
登って・・・・
登って・・・・
の前に、左を見るとこんな誘惑が
美術館は結構疲れるのでチョット休憩しておかないとね
カプチーノ 3.5ユーロでした。
カプチーノ 3.5ユーロでした。
この美術館、写真撮影禁止なんですが、
4ユーロでパスを買えば写真撮ってもいいんです
去年来た時には・・写真を撮りたくなるような作品が
あるとは思わなくて買わなかったんですが
後悔したんですよね~
なので今年は購入しましたよ
4ユーロでパスを買えば写真撮ってもいいんです
去年来た時には・・写真を撮りたくなるような作品が
あるとは思わなくて買わなかったんですが
後悔したんですよね~
なので今年は購入しましたよ
美術館と言っても宮殿なのでお部屋や廊下の壁に
絵がぎっしりと飾ってあるんです。
これは廊下ですよ
絵がぎっしりと飾ってあるんです。
これは廊下ですよ
ここのパンフィーリ家は1644年にローマ教皇となった
イノケンティウス10世を出した家です。
ベルニーニは当初教皇に嫌われていましたが
ナヴォーナ広場の四大河の噴水を作り、
この噴水が教皇に認められ以降気に入られたようです。
そのベルニーニの作品「イノケンティウス10世」の胸像
下から2番目のボタン見て下さい。
外れそうです~大理石ですよ
ここまで細かいことするなんて
さすがベルニーニです
イノケンティウス10世を出した家です。
ベルニーニは当初教皇に嫌われていましたが
ナヴォーナ広場の四大河の噴水を作り、
この噴水が教皇に認められ以降気に入られたようです。
そのベルニーニの作品「イノケンティウス10世」の胸像
下から2番目のボタン見て下さい。
外れそうです~大理石ですよ
ここまで細かいことするなんて
さすがベルニーニです
でも、顔をよく見ると
顎のところにヒビが入ってるんです。
顎のところにヒビが入ってるんです。
なので?かどうかわかりませんが
ベルニーニはもう1つ作ってるんです。
ベルニーニはもう1つ作ってるんです。
こっちは下から3番目のボタンが
外れそうですね
こちらの像はベラスケスの描いた
「イノケンティウス10世」の絵と一緒に
小部屋に大事に展示されてます。
外れそうですね
こちらの像はベラスケスの描いた
「イノケンティウス10世」の絵と一緒に
小部屋に大事に展示されてます。
この美術館の主要作品は
豪華なお部屋や廊下ではなく、
ちょっと殺風景なこの部屋に集まってます。
豪華なお部屋や廊下ではなく、
ちょっと殺風景なこの部屋に集まってます。
まずはラファエロ
題名は何だったかな・・・
題名は何だったかな・・・
そしてプッサン
こちらも題名は・・・
こちらも題名は・・・
こちらはティッツィアーノの
「洗礼者ヨハネの首を持つサロメ」
「洗礼者ヨハネの首を持つサロメ」
<サロメのお話>
イエスが住んでいるナザレを含む一帯はガリラヤ王国と言われ
ヘロデ王が支配していました。
そのヘロデ王と王妃ヘロディアとの結婚を洗礼者ヨハネは不道徳
(ヘロディアはヘロデ王の兄弟の妻であったからです。サロメという娘もいます。)
であると非難をしヨハネは牢獄に入れられてしまいます。
王の誕生日の余興でヘロディアの娘サロメが踊りを披露し、
王が「褒美に何が欲しい?」かと
聞いたところ母のヘロディアにそそのかされ
「お盆に乗せた洗礼者ヨハネの首」と答えます。
それで牢獄で首を切られたヨハネの首がお盆に乗っているのです。
イエスが住んでいるナザレを含む一帯はガリラヤ王国と言われ
ヘロデ王が支配していました。
そのヘロデ王と王妃ヘロディアとの結婚を洗礼者ヨハネは不道徳
(ヘロディアはヘロデ王の兄弟の妻であったからです。サロメという娘もいます。)
であると非難をしヨハネは牢獄に入れられてしまいます。
王の誕生日の余興でヘロディアの娘サロメが踊りを披露し、
王が「褒美に何が欲しい?」かと
聞いたところ母のヘロディアにそそのかされ
「お盆に乗せた洗礼者ヨハネの首」と答えます。
それで牢獄で首を切られたヨハネの首がお盆に乗っているのです。
そしてここには、カラヴァッジョの作品が3点
出張中で、コピーの絵の展示となっていた
「エジプトへの逃避途上の休息」
出張中で、コピーの絵の展示となっていた
「エジプトへの逃避途上の休息」
初期の頃の作品のようで、カラヴァッジョらしさが
まだない感じですね。
これは、嬰児虐殺から逃れる為エジプトへ逃避している途中
天使が現れて音楽を奏でています。
マリアとイエスは一眠りしていますが、
ヨセフは楽譜を持って少しお疲れ顔です
う~実物が見たかった~
まだない感じですね。
これは、嬰児虐殺から逃れる為エジプトへ逃避している途中
天使が現れて音楽を奏でています。
マリアとイエスは一眠りしていますが、
ヨセフは楽譜を持って少しお疲れ顔です
う~実物が見たかった~
コピーではありますが、有名な
「若き洗礼者ヨハネ」
「若き洗礼者ヨハネ」
そして「マグダラのマリア」
キリストの弟子の一人ですが、
可愛らしい女の子に描いていますね。
マグダラのマリアの絵には
大体香油の瓶が一緒に描かれています。
キリストの弟子の一人ですが、
可愛らしい女の子に描いていますね。
マグダラのマリアの絵には
大体香油の瓶が一緒に描かれています。
そしてそして・・・この美術館で一番のお気に入りが
隣の部屋の奥にあるこの絵です。
隣の部屋の奥にあるこの絵です。
昨年来た時、あるのを知らなくて来て見て驚いたんですよ~
フィリッポ リッピの「受胎告知」です
今年は、この絵の写真を撮るためにパスを買ったようなもんで
いろんな有名な画家が描いている「受胎告知」ですが
神々しさの中にマリア様の少し戸惑ったような表情が
なんとも心惹かれます
フィリッポ リッピの描く女性っていいわ~
フィリッポ リッピの「受胎告知」です
今年は、この絵の写真を撮るためにパスを買ったようなもんで
いろんな有名な画家が描いている「受胎告知」ですが
神々しさの中にマリア様の少し戸惑ったような表情が
なんとも心惹かれます
フィリッポ リッピの描く女性っていいわ~
あ~良かった良かった。
お気に入りの絵を見ると幸せな気分になりますね
12時過ぎ、美術館を出て
バスでナツィオナーレ通り方面へ向います。
お気に入りの絵を見ると幸せな気分になりますね
12時過ぎ、美術館を出て
バスでナツィオナーレ通り方面へ向います。
つづく