Imachoの旅日記

旅好きImachoの旅日記を写真とともに綴っています!

大阪 2020.12(ロンドンナショナルギャラリー展)

2021年08月09日 | 日本
2020年12月に見に行ったのは
大阪国際美術館で開催された
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
ゴッホの「ひまわり」が大々的に宣伝されていたので
印象派の絵がメインかなとは思ったのですが



僅かながらイタリア ルネサンス期の絵画もあるということで
心躍らせて見に行くことにしました

年末29日の平日だったので空いているかと思いきや
入場時間は予約制なので少し早めに来た人の大行列
密になって絵画鑑賞になることが容易に想像できました

でも、久しぶりに見る海外の絵画なのでワクワクしながら待ちましたよ

館内に入ると最初の展示が「イタリア・ルネサンス絵画の収集」
というコーナーで全部で8点展示されていました

①ウッチェロの「聖ゲオルギウスと竜」
 遠近法好きのウッチェロの作品は有名な竜退治の場面です

②カルロ・クリヴェッリの「聖エミディウスを伴う受胎告知」
 この人は知らなかったですが これまた遠近法好きの方のようで
 建物を緻密に定規をあてて描いたような受胎告知です
 
 


 個人的には受胎告知は柔らかい感じの方がいいかな~

③ギルランダイオの「聖母子」
 今回の私の一押し作品はこれ
 マリア様も衣服もレースも美しい~
 さすがギルランダイオです

 


やっぱりイタリアに聖母子絵画いっぱい見に行きたい~

④ボッティチェッリの「聖ゼノビウス伝より初期の四場面」
 制作が1500年となっているので美しい絵を描いていたころではなく
 サヴォナーラの影響を受けた後の絵なので優美でも甘美でもなく
 曲線の少ない直線的な絵です
 ロンドン・ナショナル・ギャラリーには他にボッティチェッリの傑作が
 あるんですけどね~ 

⑤ティッツィアーノの「ノリ メ タンゲレ」
 制作1514年ということはティッツィアーノがまだ有名になる前の
 若かりし頃の作品のようですね

⑥ジョヴァンニ・ジローラモ・サヴォルト「マグダラのマリア」
⑦ジョヴァンニ・バッティスタ・モローニ「円柱の上に兜を置いた紳士の肖像」
 
⑧ティントレットの「天の川の起源」
 ティントレットらしい、ダイナミックで賑やかな絵
 この絵もイタリアを思い出すなぁ~


この次は「オランダ絵画」のコーナーに続き

フェルメールの「ヴァージナルの前に座る若い女性」





「グランド・ツアー」というコーナーもあり
カナレットの作品も2点展示されていました

「ヴェネツィア:大運河のレガッタ」
「イートン・カレッジ」

カナレットの描くヴェネツィアは大好きなので
思いがけず見ることが出来てラッキーでした

「風景画とピクチャレスク」というコーナーでは
ターナーの絵がなかなかよかったです

「ポリュフェモスを嘲るオデゥッセウス」
ギリシャ神話の英雄オデゥッセウス達が
巨人族ポリュフェモスの洞窟から逃げ出すシーンです
船の上でオデゥッセウスがポリュフェモスを嘲り
わかりにくいですが、船の後ろの崖と雲のところに
ポリュフェモスが追いかけてきてます
そして船の先端の海には水しぶきのように見えて
実は海の妖精が道案内?してます
セイレーンかと思ったのですが、悪い妖精さんには見えないので
セイレーンではなく好意的な海の妖精さん達のようです




久しぶりの海外美術館展はやっぱりいいわ~

ロンドンナショナルギャラリーに行ったのは
20年ぐらい前で、そのときは絵画というと印象派の絵しか知らず
イタリア絵画は宗教画であまり興味がなかったので
記憶が全然ないので次行くことがあれば
イタリアルネサンス期の絵画やターナーの絵も
じっくり見たいですね

それよりも 早くイタリアに行きたい~


最新の画像もっと見る