Imachoの旅日記

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京都 2013.5 (宇治 普茶料理)

2013年05月26日 | 日本

普茶料理

江戸時代初期、当時の明の高僧「隠元禅師」により「黄檗宗」と一緒に日本やってきた「精進料理」です。普茶は禅門の茶礼(儀式法要など行事が終わった後に全山の者が一堂に会し茶を喫しながら意見交換等協議)の後、労をねぎらう為、作法に従って出される僧堂の御馳走で、名前の由来は「普く衆に茶を供する」の意と「茶に赴くの意味の赴茶」の意味があるそうです。

今日はその普茶料理が当時と同じように戴くことができる「白雲庵」にやってきました。

京阪電鉄、「黄檗」駅下車から徒歩10分弱で到着

趣きのある日本家屋のお店入口が見えてきました~





「白雲庵」の額は隠元禅師が草庵に与えた筆蹟だそうで、その下をくぐって中に入ると



お部屋に案内されます。



長方形朱色の机は長幼の区別なく
一座に四人が会して
大器に盛られた菜をお互いに自由に取って戴く
という普茶の食礼儀式を正確に路襲しているそうです。



最初にお茶と落雁





次に蘭の塩漬けが入った白湯「澄子(スメ)」




お味は桜の塩漬けと同じ感じで、蘭の方が歯ごたえがあるかな



最初のお料理


和合物の「冷拌(ロンパン)」

胡麻豆腐の「蔴腐(マフ)」    湯葉の炒め物 「冷拌(ロンパン)」


 右側のお皿は吉野葛での煮物「雲片(ウンペン)」




大皿に出てきた見た目もキレイな 菜煮の盛り合わせ「芛羹(シュンカン)」





次に出てきたのも大皿で 味付天婦羅「油ジ(ユジ)」




最後は季節のご飯「行堂(ヒンタン)」と 香の物「醃菜(エンサイ)」 


 


今日は新茶の混ぜご飯でした。
お茶の味はあまりしなかったけど
ご飯は美味しく炊けてましたよ。
お櫃に入ってるのがいいのかな~



最後にはデザートの杏仁豆腐



精進料理と言うと、あっさりしたイメージですが、
味もしっかりついていて、とっても美味しく満腹になります
私の食べたコースは5,150円のコースですが、
もっと上のコースもあるようなので
次に行く機会があれば、食べてみようかしらん



このお店、お庭もキレイで、この時期は丁度大手毬の花が満開でした







新緑の紅葉もまぶしく、池には鯉が優雅に泳いでいました。





GWの喧騒から逃れて静かで優雅なお食事が頂けで良かったですよ~


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