ハニカム薔薇ノ神殿

西南戦争の現地記者の話他、幕末〜明治維新の歴史漫画を描いてます。歴史、美術史、ゲーム、特撮などの話も。

人斬りの条件

2024年03月05日 | 文学・歴史・美術および書評
幕末の4大人斬りと言えば

・田中新兵衛
・河上彦斎
・岡田以蔵
・中村半次郎

て、なってますよね。

でもこれちょっと個人的に「異議あり!」です。


田中新兵衛はまず
士族出身ではない
…あ、別に身分差別する気じゃないですけど

姉小路公知(あねがこうじきんとも)暗殺事件の現場に
刀が落ちていた。新兵衛の刀だった。
しかし事前に新兵衛は刀を盗まれていた。
奉行所で尋問される際に確認のため渡されたその刀で
そのまま切腹という最期ですが


「人斬りは人斬りなんだから
自分斬っちゃダメだろ

です!

それと中村半次郎。桐野利秋

赤松小三郎殺害の犯人?とされてはいますが
複数人でやったらしいので直接斬ったのかどうか
自刃などはしませんが
いついつまでも赤松の件で悪夢にうなされたりするというのは
違うんではと。

人斬りの条件としてこうあってほしいのは(どんなんや)

・全く反省しない。悪くないと思ってるので反省しようがない

・善悪の区別つかない。道徳より大事なものがあると思っている

・絶対に自殺はしない。殺しても死なない程度には強い

そうすると新兵衛と半次郎アウトはです。

作家の津本陽氏は
4大人斬りには、中村半次郎でなく
佐々木只三郎(清河八郎、龍馬と中岡を斬った見廻組の人)
を挙げてます。


海外はどうなんだろうなあ。詳しくないですが。

毒殺犯系アサシンは人斬りとは言わないわな。

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