誰にも一度しかない「何にでも挑戦できる可能性と勢い」のある若い時分。
本当に悔いの無いその時を過ごせた人ってどれ位いるのだろう。

大学を卒業してアメリカに150万円抱えて留学にでたものの、
その金額ではそちらの大学の学費が賄えないと知った著者。
そこでその資金を元手に海外の経験もないのに貧乏世界一周旅行に出発(!)。
うら若き女性の一人旅ならではこその「危険あり、涙あり、笑いあり、ロマンスあり」の旅行記。
回った5大陸90ヶ国の中で特に印象深かった21ヶ国のエピソードが書かれている。
アメリカやイタリアなど旅行先としても馴染みの深い国から
ケニアやレバノン、ウガンダ、イエメン.....
行くにしても一人ぼっちでしかも女性はダメでしょ!って国々まで。
素晴らしい絶景を見て感動したり、HIV児童養護施設で命について考えさせられたり
結婚まで男女関係ご法度の国では外人相手ならこのルール非適用らしく性犯罪に巻き込まれそうになったり
荷物・パスポート・お金、それこそ全部盗まれて一文無しで泣きぬれたり。
凄いなぁ。
人生一度っきりの可能性を秘めてたあの頃、私は何してたっけ?
そのワイルドカードを持っていながら。
なんだかどうでもいい事をウダウダ悩んでた記憶しかないなぁ。(トホホ
ワイルドカードも使わないまま腐ったね。(フフッ

コッテコテの大阪下町にある中華料理店「戸村飯店」。
阪神タイガースと吉本喜劇を愛する面々が集まる夫婦で営むこのお店には、二人の年子の兄弟がいる。
お店は手伝いは全くしない癖に、イケメンで何でも全てソツ無くこなし、女子にモテモテの兄「ヘイスケ」。
大阪らしいボケが上手く単純でお店のお客からも愛されてる弟の「コウスケ」、彼はお店をいつも手伝っている。
弟から見れば、本当は器用なのに何も出来ないふりして体よくお店を弟に継がせるつもりの兄はズルい奴。
さらに皆が愛して止まない「ザ・大阪」なあれこれに冷めてるカッコつけ。
つまり肌が合わないのだ。
実際お店の客からも「ボン」なんて呼ばれ、兄は溶け込めていない。
いや、出来るくせに溶け込もうとすらしない。
別の世界で凛然と生きている。いけ好かないヤツ。
その兄が高校卒業とともに家を出、東京での一人暮らしを始める。
ずっと6畳1間に二人でいた兄弟が、離れて暮らしてみて初めて始まる「自分探しに兄弟探し」。
とても明るい文体ですっごく読みやすいし、思わず吹き出してしまう場面も。
でも、分かるなぁ。このお兄ちゃんの気持ち。
一番目の子って二番目みたいに気楽にできない。
親が何を望んでるかが分かってしまうし、それに応えなきゃって真面目になる。
真面目になれば肩に力が入って上手くいきっこない。
そのくせ弱みも見せにくい。
始めからこのつもりだったし!って装って暮らしちゃう。
内面のどんな葛藤の末にそいういう態度とったかなんて相手に伝わらないからね。
本当の自分を出せる単純な二番目が本当に羨ましいぞっ!
「坪田譲治文学賞受賞作」
初耳。色んな賞があるんだ(失礼!)

又また若い時に日本を飛び出して人生を変えた女の子の話が知りたくて購入。
貯金なし、コネなし、経済知識なしの筆者が、
漠然と留学がしたいと訪れた留学予備校で勧められたMBA取得留学。
MBAが何かを調べる所から始まり
2年掛かりで行う入学までのプロセス
(英語資格試験での合格圏内点数取得、履歴書取り寄せ、課題エッセイ(論文)作成、等々)
を働きながら7ヶ月でこなし、見事名門ビジネススクールに合格。
色んな国から来た様々な職種の学友達と送る
「消防ホースで水を飲むように勉強」する毎日。
英語の授業内容が難しいからと言って発言しなければ落第点が付くし
毎日分厚い英語の本を読まなければならないし
宿題はたっぷり出るし
母国語じゃないというとんでもないハンデを抱えて卒業・就職するまでを綴ったもの。
新たに開けた自分の未来やスキルよりも一番の収穫は
世界中にいる、苦労した仲間という人脈だという。
イヤァ。凄いなぁ。
同じ人間なのに、送る人生の充実度が雲泥過ぎて部屋の隅に丸まりそうだよ。(トホホ
でもね、こんな人生は土台無理。
だって彼女......東大卒ですから(フフフッ

多分このままじゃ厳しいだろうとは分かっていたけど、
なんだろう。この腹立たしさ!
年金の運用を決めてる所轄省庁、いや政治か!
支える若い世代が尻すぼみなのはもっと前から読めてただろうに、何してたんだろう。
いや、何もしなかったからこうか。
はい。明日から頑張ります。
お金運用します。
保険見直します。
生活改めます。
楽しみません、死期が見えるまでは......
こんな時代なのでこういう指南本は大事です。