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飛騨路の秋と、かつての大家族制度を偲ばせる旧遠山家民俗館

2018年11月11日 | 花・風景・紅葉
東海北陸自動車道を含めた飛騨路を走っていると、紅葉街道といってもよいほどの風景が広がります。道路の両側に迫る山並みに展開される紅葉や黄葉の見事さは息をのむほどの美しさです。まるで紅葉の山をかき分けながら進んでいるかのような気分です。残念ながら車中からの撮影はできませんでしたが、次から次へと現れる紅葉の帯は、奥深い飛騨路だからこそ目にすることができる光景でした。

東海北陸自動車道の飛騨河合PA付近から見た風景






岐阜県大野郡白川村荻町周辺


























旧遠山家民俗館
旧遠山家民俗館は岐阜県大野郡白川村御母衣にある資料館。白川村を代表する大型の合掌造り住宅ですが、所在地が白川村御母衣であることから、世界遺産の「白川郷・五箇山の合掌造り集落」には含まれていません。遠山家は明治時代に入って白川郷でも急速に大家族制度が崩壊したなか、大正9年(1920)の国勢調査で31人の家族が同居していたという。


オモヤ
この部屋は主に客の応対に使用されていた。いろりで煮炊きすることもあった。


オモヤ


オクノチョウダ
家長夫婦の寝室に使われていた部屋


オクノデイ
僧侶や特別なお客の接待に使われていました。


蓑と障子


ウスナガ
仕事部屋。主に玄米をついたり、石臼で粉を挽くなど穀物の加工をした。


ダイドコ
いろりで煮炊きし、食事や休息の場所でした。


ダイドコ


薪置場


チョウダ
大家族の頃、女たちと子供の寝室(ねま)につかわれていた。中二階も寝床として使われていた。


縁側


ミンジャ


つぶら


二階












二階から下を見たところ


ツルウメモドキ


合掌造りの構造




御母衣湖周辺








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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
旧遠山家民俗館など (ヒトリシズカ)
2018-11-11 07:15:59
イケリンさん

岐阜県大野郡白川村辺りの山々は秋が深まって、紅葉していますね。木々が赤や黄色に色づき、山深い山麓を染め上げています。

今回、訪問なさった旧遠山家民俗館の内部の画像は、合掌造りの仕組みがよく分かるものです。いろいろな工夫が凝らされています。

養蚕によって高付加価値の名産品を産み出し、この合掌造りでの大家族制度を維持し、継続してきましたね。
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旧遠山家 (イケリン)
2018-11-11 07:44:17
ヒトリシズカさん おはようございます。
飛騨路の山々の紅葉や黄葉には圧倒されました・
山が深いだけに、いろんな彩りが楽しめました。
旧遠山家には、大正九年の調査で31人もの人々が暮らしていたというから驚きですね。
そこには、どんな生活があったのだろかと想像をかき立てられますね。
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飛騨路の紅葉 (korman)
2018-11-11 08:14:19
イケリンさん  おはようございます
関東地方も徐々に紅葉が始まりそうですが、飛騨路の紅葉がこれほど見事とは知りませんでした。
奥日光や東北の紅葉に劣らぬ美しさですねね。
飛騨の山々の気温の変化が激しいようですが、いつか訪れたい魅力に魅せられました。
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紅葉街道 (fukurou0731)
2018-11-11 08:27:29
イケリン様
おはようございます。
山々の紅葉は素晴らしいてすね。
錦秋の山々が美しすぎます。
31人の大家族は想像できませんが、それだけの人数が生活できる大きな家だということですね!
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飛騨路の紅葉 (イケリン)
2018-11-11 10:34:55
kormanさん こんらにちは。
飛騨路の秋は、想像を絶する美しさでした。
やはり、山が深いのと、朝晩の冷え込みの強さも、多分に影響しているようでねす。
樹木の種類も多いと見えて、色も多彩でした。
kormanさんがご紹介された、奥日光も素晴らしかったのですが、
ここも甲乙つけがたい素晴らさだったですね。
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紅葉街道 (イケリン)
2018-11-11 10:36:23
fukurou0731さん こんにちは。
木曽にも同じことが言えるかと思いますが、
森林の深さと、多彩な樹木の種類に、寒暖の差がこれほどの美しさを生み出すようですね。

大家族が暮らせたのも、この大きな家のおかげでしょうが、31人もが一緒に暮らすとなると、
手狭だったのかもしれませんね。
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紅葉の飛騨路 (kagurakko)
2018-11-11 15:34:37
こんにちは、イケリンさん。飛騨路の紅葉、素晴らしいですね❗️
台風や塩害には遣られていなかったのでしょうね~。
旧遠山家の民俗資料館もよく保存されています。
管理運営が大変でしょうね~。
築何年位なんでしょうね~?
良い行楽の旅でした❗️
奥飛騨慕情、誰か歌っていましたね。
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こんにちは (ロメオ)
2018-11-11 15:51:19
燃えるような見事に紅葉した山々の眺め、素晴らしいお写真ですね。
霞みがかっていますが、早朝に撮影されたのでしょうか。
有名な旧遠山家、イケリンさんといっしょに見学させて頂いた気分です。
電燈と障子、外の紅葉が写った一枚、とても印象に残りました。
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こんにちわ、イケリンさん (たか)
2018-11-11 16:14:23
ガスの奥に顔を出した黄葉の山の息を飲む様な美しさ
ガスの演出に感謝の一枚になりましたね。
三枚目の飛騨の山々のお写真は、これぞ日本の紅葉を見せ付ける様です、凄いですねぇ。

合掌造りの構造を読んでおりまして(イケリンさんのお写真と共に)
15000束の茅が使用される事や建築構造等々が如何に工夫されているのか良く解りました。
各部屋の名称も聞き慣れないものばかりでしたが、その中の「だいどこ」
これは私の住む所でも昔「だいどころ」とは呼ばず「だいどこ」と言っていた記憶が有りますね。
今では目にする事も無くなった物も興味深いです。
裸電球の温かみが懐かしいですよね。

何だか纏まりの無いコメントになってしまいました(^_^;)すいません。
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紅葉の飛騨路 (イケリン)
2018-11-11 17:29:11
kagurakkoさん こんにちは。
飛騨路の紅葉は、車で走っている時に目にしたものが、一番綺麗だったようにも思います。
東海地方は、台風の影響をあまり受けなかったのも幸いしたようです。

旧遠山家の主屋は今から約190年前にでき、その27年後に今の建物のように、
改築されたということです。それにしても昔の建物は頑丈にできていますねぇ。

「奥飛騨慕情」は、ヒットしましたねぇ。今では懐メロになってしまいましたぁ〜(^ー^)
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