伊方原発の廃炉のために

2006年から「伊方原発のプルサーマル問題」として続けてきましたが、伊方原発の廃炉のために、に15年に改名しました。

新潟沖地震は日本の原発震災の想定外へ

2007-07-18 16:03:01 | 原発震災関連
 久しぶりの更新になります。
7月16日に起こった新潟県中越沖地震では、9名死亡、数百の家屋が全壊し、避難をしている方は12000人に昇っています。
ブログ『低気温のエクスタシーbyはなゆー』が、東電柏崎刈羽原発の地震による被害の報道をよく追いかけています。

 原発の大事故で被災者に放射能が降り注ぐという最悪の状況には、今のところ至っていない(ようだ)ということが、不幸中の幸いといえるでしょう。

 その中でも特筆すべき問題は、昨年に見直しが始まった原発の耐震評価指針の数字が、まだなお過小評価である実例となったということです。

 地震によって起こった50件の不具合の内、変圧トランスが燃え出したことは、その5号機の原子炉内の制御装置の電源が喪失した可能性もあると言える事故であり、今後深く追及していかなければならない論点でしょう。

 原発が事故で止まることが社会全体でのエネルギー不足を招くという意味での脆弱性問題も(2004年だったかのトラブル隠し報告の問題に引き続き、)クローズアップされてきた問題と言えるでしょう。

 はなゆーさんがブログで写真付きで指摘している、発電所内(それも原子炉やタービン建屋の真下の地面が変形し断層が形成されている、という恐るべき疑惑も続報が出てくるに違いありません。原発の炉心の冷却パイプは大変形を起こしており、いまにも引きちぎられようとしているのかもしれません。

伊方での耐震性能議論に、いずれも重要な論点を示してくれていると思います。
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1 コメント

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その後 (伊方No Plu田丸)
2007-07-25 14:53:03
 放射能汚染水が海にもれ出た事件は、使用済み核燃料貯蔵プールの水がスロッシング現象を起こして周囲へ飛び出していること、それが電線ケーブルを封止しているパテが不完全なため格納容器外へ漏れ出し、海にまで放出された、という経路のようです。

 
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