伊方原発の廃炉のために

2006年から「伊方原発のプルサーマル問題」として続けてきましたが、伊方原発の廃炉のために、に15年に改名しました。

愛媛県知事の発言-3.申請決定以降今日まで

2005-11-22 22:47:59 | 関係資料
 愛媛県知事による月一回の定例記者会見の記録から、質疑を一部抜粋して、この間の動きを紹介してみたいと思います。
 論旨を明確にするための抜粋ですので前後の切り落とし箇所でニュアンスが異なる危険性があるということを認識して、元の文章も含めてお読みください。


●平成16年度3月知事定例記者会見の要旨について

「Q:先日の県議会で、四国電力の原子力本部の移転について、近く県として公式の形で要請したいとの答弁があったが、正式な要請はしたのか。」

 「副知事としてそれなりの心積もりもあるだろうと思いますが、…しかじかの理由で、こちらに原子力本部を移転してもらいたいという、それなりのある程度、説得性のあるものである必要性がありますから、…理論武装、それから四国電力側に心情に訴えるような文章構成も必要」
 コメント:要は、プルサーマルに協力をするので見返りとして事業税が落ちてくるようなことを望んでいるということを明言しているわけです。この交渉は不調に終わったようですが、穴があったら入りたい。


●平成17年度7月知事定例記者会見の要旨について

「Q:プルサーマルの件で、国の1次審査とかがそろそろ終わるのではないかと思うが、その辺りの進捗状況を教えてほしい。」

 「情報はまだ頂戴してません…淡々と国の安全審査を待っている」


●平成17年度8月知事定例記者会見の要旨について

「Q:プルサーマル計画の1次審査が終ったが、感想は」

 「今後、本格的に両委員会で2次審査が開始されるものと聞いております。」「原子力安全委員会では、高燃焼度ウラン燃料とモックス燃料を組み合わせて実施する事例としては、伊方発電所が日本では初めてとなりますことから、原子炉安全専門審査会で審議をするなど詳細に検討すると聞いておりまして、県としても安全を第一とした十分な審査が行われることを期待しております。」


●平成17年度9月知事定例記者会見の要旨について

「Q:玄海原発3号機プルサーマル計画について、原子力委員会・原子力安全委員会が妥当との結論を出したが、どう受け止めているのか。」

 「伊方と同様な加圧水型原子炉では3例目となります玄海3号機の安全審査の動向について、大きな関心を持って見守っていたところでございます。」
「伊方3号機に係る原子力安全委員会の審査は、高燃焼度ウラン燃料とモックス燃料を組み合わせる初めての事例でありまして、今までの過去3例では低燃焼度ウラン燃料とモックス燃料の組み合わせでございましたので、そういった初めての事例でありますため、原子炉安全専門審査会を開いて、より詳細・慎重な審議が行われることとなっておりますが、県としては、玄海3号機の審査で得た知見を踏まえて、さらに安全を第一に厳正な審査が行われることを期待いたしております。」
「なお、伊方3号機の一次審査結果につきましては、伊方原子力発電所環境安全管理委員会を開催して、原子力安全・保安院から説明を受け、専門家の視点からも審査状況を確認していただくこととしております。」

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