へなちょこデジタル日記

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アブ 1st レボ マグネットブレーキモデルのシャロースプール化へなちょこVer.最終仕様 解説 その1

2014年01月21日 08時51分45秒 | へなちょこチューニングファクトリー
 
当初の公開予定から半年以上遅れての今更な、マグネットブレーキ仕様の1stレボへのCBシャロースプール搭載用マグネットチューンの紹介をします。レボシリーズ自体既に3rdジェネレーションへと移行しておりもう正直なところ需要なんてないと思いますが一度は公開すると言ったので一応。


※)最初に言っておきますがこれから紹介する仕様が必ずしも完璧なチューンでは無いです。わたし的にはこれで問題なくキャストしてるのですが人によっては「全然駄目!」て方もいるかもしれませんのでとりあえずこういうやり方もあると参考になればなと。

1stレボにシャロースプールを使う際一番確実なのはエリートCBか同IBを入手するかそれらのブレーキユニット一式をピュアさんから取り寄せて換装するか、





もしくはマグブレーキはそのままにシャロースプール側に磁力受けプレートを装着する方法が一番間違いないかなと。
上のスプールはNEWパワークランク用YabaiKitのスプールですがメーカーがこうやってるんだからこれが一番間違いないですかね。

ただリール買い直すのは本末転倒だし、遠心ブレーキへの換装も肝心のパーツの取り寄せが大変。ピュアさんは部品が届くのが非常にのんびりとした会社なので2ヶ月待ちとか当たり前ですし。またスプール側にプレートを取り付けるはプレートを自作しないといけないのが面倒だし(アベイルさんのブレーキディスクは単品販売してくれるのでしょうかね?)、仮にプレート作って付けると折角の軽量スプールが重くなってしまいます。なのでこれ以外の方法をわたしは選択。




で、わたしが取った手は「磁力の強化」。スプール側の磁力を受ける力が弱いならがもっと強い磁力を発生させてスプールにぶつければ良いんじゃないかと。丁度如何したものかと考えていた時にベイトフィネスの原点となったKTFのワークス仕様レボエリートのブレーキを見ることが出来チューンの参考になったのも磁力強化式にした理由だったりします。リールに詳しい人ならご存知の通り初代のKTFワークス仕様はその後の市販されたモデルとは違い、CB用シャロースプールを採用していました。もちろんそのままではブレーキが効かない訳でそこでKTF仕様は磁力強化の為にマグネットを追加した仕様となってました。



写真の赤○部分に2個ほど。新たにプレートを追加してマグネットを固定しておりました。そう、これってパワークランクやエリート2に採用されてたリニアマグブレーキ2とほぼ一緒の作り。



リニアマグ2はマグネット3個仕様と1つ多いのですが登場時期を考えるとABUがKTFを参考にしたんだと思います。じゃあやっぱりリニアマグ2を取り寄せるか同ユニットを採用したリールを手に入れるのがシャロースプール・マグブレーキ仕様にする方法じゃないかと思うとそれがそうでもないらしいのです。わたしはリニアマグ2のリール持っておりませんので試したことがないのですがどうもリニアマグ2でもノーマルのままでは磁力がちょっと足らないらしいのです。実際KTFのやつは純正とは明らかに違うマグネット付いてましたから。

そこで色々調べていたら純正部品と同じサイズで且つ純正より磁力の強いマグネットを売っているのを発見。それを取り寄せの色々試して作ったのが今の仕様となっております。そいつをこれから紹介します。




先ずは必要なパーツ等から・・・





用意するのは、1)リール本体2)シャロースプール3)交換用ネオジム合金マグネット4)ハイレブベアリング5)ベアリングプーラー等の工具類

1)・2)は当たり前ですが、2)のシャロースプールに関しては当初はCBシャロースプールを使用しておりましたが2014年現在このスプールの入手は困難。なので昨年から新たにIB用シャロースプールを導入。このスプールならまだ容易に入手可・・・だったのは去年の話。まだ今でも密林等で扱ってますので入手は可能ですが、エリートIBが今年モデルチェンジということで昨年6月位から各所でこのスプールが叩き売り状態になりまして在庫がいっきに減ってしまった模様。昨年GW連休辺りにたたき売りを始めたのを見つけたので当初は夏前にはこのネタを更新したかったのですが、わたしの不徳の所為でそれが延び延びとなり既に賞味期限が過ぎたネタになってしまいましたことをここにお詫び申し上げます。去年の11月位まではまだ3千円前後で買えたのですが今現在どこもほぼ定価に戻ってしまっている模様。ほんとうにどうもすみません。

因みにCBシャロースプールよりIBシャロースプールの方が見た目の通り気持ち軽量です。

CB用。


IB用。


ご覧の通りIB用の方が1g弱(ブレーキユニット外しベアリング込み重量)軽いです。1gなんてと思われるでしょうが重量考えれば1割近い軽量化ですからかなり違うともいえますね。軽くなるのは良いことです。



3)のネオジムマグネットは何処で手に入れるかというとわたしは宮城県は仙台市にある永久磁石販売会社の株式会社マグファインさんから購入しております。ここはネット通販で1個からでも購入することが出来、さらに各種サイズのマグネットを売っているのです。ベアリングがネットで買える時代なんだからマグネットだって売ってるんじゃねと探していたら見事に発見!したのです。

では実際に必要なサイズはというと、純正サイズが直径がφ5mm・高さ1,5mm、使用数がリニアマグが5個で同2が8個。



なので、直径5mmはそのままで高さの方を高くすればよいのですがMaxは5,5mmまで。ただ5,5mmだとブレーキ効きすぎて返ってルアーが飛ばなくなりますのでビックベイトとかの1oz以上用ですかね。ベイトフィネス用として使うなら2,5mmから3,5mm位が良いんじゃないでしょうか。あえて幅を取ってるのは、自分のスタイルにあった磁力を人それぞれなので複数のマグネットを用意して自分のスタイルにあった磁力を探してみて欲しいのです。リニアマグと2でも違いますし。

参考にわたしの仕様は、

飛距離優先&ノーシンカー専用のピーキーベイトフィネス仕様が2mm
フィネスから巻きモノまでのオールマイティ仕様が3or4mm
3/4oz以上のルアー用が5mm

でセットしてあります。

作業はいたって簡単でノーマルマグネットをパーミングカップから取り出して強力磁石に交換するだけ。たったそれだけ。



4)のハイレブベアリングとはZPIとかKTFとかハリネズミさんとか屈曲・伸展運動さんとかから出ているかっ飛び系の高性能ベアリングのこと。わたし自身はベアリング如何でも良い派なのですが、ことベイトフィネスに関してはスプール周りベアリングだけは高性能・高回転タイプに換えるべきです。これは明らかに操作性も飛距離も違ってきます。そしてもちろんベアリングの取り外しや各種作業には5)ベアリングプーラー等の専用工具が必要になりますので持っていない方は別途ご用意お願いします。わたしは昨年からベアリングプーラーをスクワットプレシジョンのPin Puller2ndへチェンジしました。メーカー説明だとダイワ・シマノ専用でABUは駄目となってますが今のところ特に問題無く使えてます。ただあくまで仕様外の使い方になるので自己責任で使ってますのでその辺は察してください。凝った作りだけあって以前使ってたKTF製よりはかなり楽チンです。


これらを揃えて作業すれば1stレボのシャロースプール・マグ仕様は作れます。マグネット交換作業などは非常に簡単ですのでわざわざ図解で説明する必要はないと思いますがもしもの時は当ブログの過去記事を参考にしてください。ただ幾つか補足が必要かなと思う部分があるのと過去記事には無い仕様になってる部分もあるのでその辺は次回更新時に、





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