Dear Heart 癒しのカウンセリングブログ

心に元気をくれるもの。心を癒してくれるあれこれ。
横浜・関内でメンタル相談ルームを運営しているカウンセラーのブログです

「クライエント」とは言いません

2019-05-02 | 相談室より
先ほど、ドラマ『科捜研の女』で、
カウンセリングルームに聞き込みに行くシーンがあり……


カウンセラー「確かに彼(被害者)は、私のクライエントです」

土門さん「そのクライアントの○○さんが……」

カウンセラー「カウンセリングでは、依頼者のことをクライントと呼びます」(気持ち悪い声で強調)


なんてシーンがありまして

『カウンセリングでは、クライエントと呼ぶんですよ』節は
ドラマでカウンセラーが出てくると、よく使われるセリフなんですよね


正直、気持ち悪いのでホントやめてほしいんですが


気持ち悪いっていうか、気分が悪いんですよね (同じか)

このセリフを(たまにとはいえ)耳にするたびに
日本人から「カウンセリング」「お金を払って心の相談にいくこと」
という文化を、遠くさせているような気がする

これは極々、個人的な意見ですが

『クライエント』と呼ぶのにこだわるのって、ただのカウンセラーの自己満足でしょ? とか思っちゃうんですよね
いや、別に、カウンセラー自身だけなら、依頼者をどう呼ぼうが勝手ですが
(そもそも、カウンセリングを勉強すれば必ず習う項目ですし)

ドラマだと、だいたい
カウンセラーが相手に「クライエント呼び」を強調・説明する
使われ方をされるもんでね……


ほんと、やめてほしい

クライエントでも、クライアントでも、ご依頼者でも、ご相談者でも

なんでもいいんだよ、呼び方なんて、一般人には

そう
誰でも成りうるかもしれない、相談や心の癒しを必要としうるかもしれない一般人には


お願いだから、まだまだカウンセリングの認識が薄い日本のなかで
『カウンセリングやカウンセラーは通常とは別世界なのよオホホ』
みたいな表現、しないで下さいよホントに……


えっ? それで今日の『科捜研の女』ですか?

その(冒頭の)シーンで嫌になって
あとは見ないで、刀剣男士のレベル上げの続きに移りました



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