マネジメントにはスイッチがある。
組織によってスイッチを入れるまでの準備が必要となるし、サブスイッチがある場合もある。
組織が大きければ手順も複雑になる。
メインのスイッチは組織のリーダーである。
このスイッチを入れないと機能しない。
うまく機能している組織の場合であれば、リーダーのスイッチが入るだけでマネジメントが機能する場合もある。
しかし、多くの組織においてはリーダーのスイッチが入ったからといってマネジメントが機能するとは限らない。
リーダーは明らかにスイッチの一つであるが、他にもキーマンがいればそのスイッチを入れる必要がある。
マネジメントを機能させるには、その組織なりの手順がある。
マネジメントが機能したら、燃料はあるか、ブレーキは効くか、異常はないか、進む方向は間違っていないか、止まってしまわないように様々な手当をしなければならない。
何事も機能させる時が一番エネルギーを消耗するが、機能したからといって油断すると止まってしまう。
マネジメントが止まっても組織の大きさに比例してしばらくは走行する。
そのため、多くの組織がより大きくなろうとする。
走行している間に、マネジメントを機能させるのは止まってしまってからよりも遥かに楽である。