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炊飯水滸伝〜その1・キャプテンスタッグ・ラーメンクッカー〜

2016-10-10 10:09:32 | キャンプとかチャリ
ここのところ、キャプテンスタッグのステンレス・ラーメンクッカー(リフィル用)と固形燃料で米を炊く実験を繰り返している。
人生も後半に差し掛かったのに他にやることないのか、と言われそうだが、これがなかなか奥深いんだから仕方ない。

というのは、そもそもこいつは名前の通り炊飯のための道具ではないので、こんなもんでいっかー、と適当に炊くと、注ぎ口から吹きこぼれまくってえらいことになる。
しかし、その問題さえクリアできれば、トレック900やらライスクッカーといったアルミ製クッカーより、
はるかに美味しいご飯が炊けるのだ。

では、以下その手順を。

1.30分米に吸水させる

写真は水が足りない。
1合の米に対してラーメンマークぴったりか、プラス1mm。このへんはお好みで。カレーならぴったり量でいいかな。
大切なのは30分吸水させること。
ここさえサボらなければ、半分は勝ったも同然。
さて、その30分の間にやることがある。

2.ビールの空缶で五徳を作る

もちろん円型五徳を持っていればそれでもいいが、
自作ならではの利点もあるので後述する。

写真上は缶のプルトップ側を底にしているのでこの長さだが、ボトム側を使用する場合は330缶の半分くらいの長さが適当(底が盛り上がっているため)。
両サイドには通気用の切り込みを入れる。
ジャキジャキとハサミで切れるので1分もあれば完成だ。

3.ラーメンクッカーをセットし固形燃料に着火する

雑に切ってあるから左右の高さはぴったり同じではない。それでよい。
微妙に高いほうに注ぎ口がくるようにセットする。
また、注ぎ口が通気口サイドにこないようにする。
これが自作ならではの利点で、吹きこぼれを軽減できるわけだ。
25gの固形燃料に着火する

4.鼻をひくつかせて見守る
おおむね10分も経過すれば沸騰して吹きこぼれてくる。そこらへんから鼻をひくつかせ、ほんのりおコゲの匂いがしたら火からおろす。
時間は気温によって違ってくるので、鼻が頼り。

5.蒸らす
火からおろしたらすぐにタオルにくるんでひっくり返し、底をコンコン叩いたら30分蒸らす。
アホみたいだが、どれも重要なアクション。
まず蒸らす間にクッカーの温度が下がってしまうと、米がふっくら仕上がらないので、タオル巻きはマスト。
また、ガスバーナー使用時のように最後の10秒強火にして底の水分を飛ばす、ということができないので、
ターンオーバー&コンコンが要るわけだ。

6.仕上がりを鑑賞し食す


うまし。

いきなり空缶工作が始まるあたり、アウトドア感よりもホームレス感があるが、そんなことは忘れてしまう炊き上がり。
試してみてね。
試さねえか。


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