ダメだ、押して歩こう。

チャリ・キャンプ・将棋・ハープ、あらゆる愚行とため息

映画「聖の青春」を観た

2016-11-23 18:56:43 | 将棋とか
すれっからしの将棋ファンからすると、
なんやかやと突っ込みどころはある。

が、それはそれとして、将棋史上最も純粋な物語である、村山の話がいま世間に出てよかった。
将棋界の汚いとこばっかり出てるからね、最近。

後手番 角頭歩戦法研究〜その2〜

2016-11-19 10:54:11 | 将棋とか
補足ってほどでもないのだけれど。

初手から、
▲7六歩△3四歩▲2六歩△2四歩
▲6八玉△5四歩▲2五歩△同歩
▲同飛△2四歩▲2八飛△8八角成
▲同銀△2ニ飛▲5三角△2五歩
で下図。

後手最終手△2五歩は2六への馬作りを消しているので、ならばと左側へ馬を作ると飛車先から攻め込まれた(その1参照)。
だから、なにがなんでも馬は右側に作りたいんだい!
となると、こういう手だってある。
▲1六歩

1七に成ろうというわけだすな。
さあさあ、後手番を持ってどうするお立ち会い!
無条件で馬作りは許せない、かといって△4四角は▲同角成△同歩▲4三角があるぞい!
と、盛り上げてみましたが、アホみたいに簡単な解決策がありました。

△4ニ銀▲1七角成△4四角
で下図。

いやー、普通だった。
わざわざ書くことなかったかな。


あ、ところで。
ネットやら道場やらでこの戦法を指していると、5手目▲6八玉では▲4八銀としてくるケースがやたらと多い。

この型から△5四歩▲2五歩とされると、6八玉型とは違った変化になり、ミスると一発で負ける。
それはまた今度。

こんなの、ウォーズ三段のヘボ頭でわざわざ考えなくても、ソフトに入れたら一発なんだろうなー。
でもね、それじゃ全然楽しくないじゃないかい、お立ち会い。


後手番 角頭歩戦法研究〜その1〜

2016-11-18 19:25:44 | 将棋とか
後手番での角頭歩戦法が面白いのでゴニョゴニョと研究などしてみる。

▲7六歩△3四歩▲2六歩△2四歩で下図

ここでいきなり▲2五歩と仕掛けるのは、角交換からの△3三桂で後手やれる、というのは常識らしい。

そこで△2四歩に対して▲6八玉が主流らしく、
さらにそれに対する△5六歩が新しい手のようだ。

ここから穏やかに進めば後手は角交換から一手で向かい飛車にできて文句はない。
では△5六歩に対していきなり▲2五歩と仕掛けるとどうなるか?が本日の研究。
これがなかなか面白い。

▲2五歩△同歩▲同飛△2四歩

△2四歩がアホみたいなテイストでオシャレ。
これを取ると角交換から△3三角の飛車銀両取りをくらうので飛車を引く。

▲2八飛△8八角成▲同銀△2ニ飛

後手は角交換から待望のダイレクト向かい飛車に。
さて、ここで改めて図を見てみると、2六にあった先手の歩が消えている。
ということは!

▲5三角

これで馬が作れそうだ!
しかし・・・

△2五歩

こう飛車先を伸ばされると、次に△4ニ角と合わされ馬が作れなくなってしまう。
となると勢い左側に馬を作るが・・・

▲8六角成△2六歩▲3八銀△4五角

まで、先手ぶっ嵌り。


もちろん最初から△5四歩に飛車先を交換しなければ、あるいは▲5三角と打ち込まなければこうはならないんだけどね。
でも、面白いでしょ?


後手番 角頭歩戦法

2016-11-12 00:01:48 | 将棋とか
大変に遅ればせながら、角頭歩戦法が面白い。

先手番で角頭の歩を突く指し方は大昔からあり、
これはそうパッとしたものではなかった。
最近の角頭歩は、後手番の戦法で、

なおかつ角交換振り飛車と組み合わせてあるのが違う。

角交換振り飛車を指し慣れている人ならば、下図後手番のお得さがよーくわかるはず。
一手でダイレクトに向かい飛車にできているし、
2六歩・2四歩型で仕掛けの権利を握っている。

個人的には石田流で序盤早々7四歩の仕掛けが成立する!と騒がれた時以来の興奮(だから遅いって)。
新しい戦法というのは、既成概念を飛び越える自由な感覚を与えてくれる。
ありがてえ。

Born to run

2016-11-07 02:01:25 | 将棋とか
ソフト疑惑はあるは、
遅刻の不戦敗はあるは、
羽生の師匠は死ぬわ、
将棋界がここのところ騒がしい。

まあ、いろいろあるんだけれど、
誰も彼もがなりふり構わず戦っているんだ、
というところで手打ちにしたいな、
と思うこのごろ。
なりふり構わず、とは具体的にこのようなことを指す。

これは別にたくさん食べたい、ってことじゃない。
たったひとつの目的のためには、バランスや見栄えなんて度外視して走るしかない。
それが、胸を打つ。