Mili吉田のブログ

Miliのドラマー吉田翔人です。
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リクエスト便乗企画 《超短期型ドキュメント ~体育大会~ 下 &結論》

2009-10-24 11:46:22 | 日記
只今リクエスト便乗中です。。。
《超短期型ドキュメント ~体育大会~ 下 &結論》始まります。。。


午後の部開始早々に浅はかな自分の常識を覆された僕は、失意を小脇に抱え大会本部のテントの横にある得点表を眺めていました。
現時点での成績、得点、残りの競技数、上位グループの今後の得点獲得予想。
これらを総合して考えると、もう残りの競技全部に勝つぐらいの勢いじゃないと優勝は無理だと数字が教えていました。
後に「パソコン部の奇跡」と称されるようになった「男子100M走」の悲劇によりなんと最下位に転落中の我らAグループ。
しかしまだ「選抜リレー」や「綱引き」が残ってる。僕もまだ「走り幅跳び」が残っている。
奇跡の逆転優勝を信じて、後半の競技を死ぬ気で戦う決意を胸に僕は自軍の本拠地テントまで戻りました。

するとそこではグループの大将、Aグループ長が、全体で大きな円陣を組ませ気合を入れている姿がありました。
その姿を見た時は涙が止まらなかったのを覚えています。

普段から冷静で表情一つ変えることのなかったヤツ。 運動が苦手で大会前から意欲的でなかったヤツ。 不真面目で先輩にすら牙を剥いてきた後輩。
みんな別人のような顔つきで仲間と肩を組み、励ましあい、勝利という二文字に向かって燃えていました。
こうして完全に生き返った我らAグループは、いよいよ全体競技の綱引きに挑みます。

実はこの綱引きが一番勝てる自身があった競技なんです。何故かというと、うちのクラスにはなんと相撲経験者が複数存在していたんです。中には全国2位までいったヤツもいます。(こいつはその後に高校あたりで全国優勝したらしいです・・・おそろしや・・・)
そんな重量級A組はいざ競技が始まってもビクともせず、下馬評通りに綱引きを制しました。(楽だったわ~ 笑)

完全に勢いに乗ったAグループは、続く「スウェーデンリレー」(これ知ってるかな?)「騎馬戦」(相撲経験者有する騎馬は異常に強い・・・)も制し、執念でランキングを2位まで上げます。

そして僕の「走り幅跳び」
勝てる自信はあったんですが、走り幅跳びというのは踏み切りでファールになると記録無しになってしまうので、そのへん気をつけないといけないんですねぇ。
他のクラスのやつもかなり跳べるヤツを出してくると思いきや、まさかの鳩に豆鉄砲。メガネをかけたヒョロヒョロの、「メガネですが何か問題でも?」ってな感じの選手が出てきました。
いや・・・問題はないけど・・・えぇー???

僕は相手が強そうなほうが燃えやすく、楽勝ムードの時が一番緊張してしまう性格なので・・・。やりづらかったです・・・。因みに陸上部だったわけじゃないんで授業で測定した非公式記録ですが、確か5m40cmが僕の自己ベスト。卒業アルバムにも空中の写真がすっぱ抜きで載ってます。笑 (してやったり)

えー語らずとも勝利に終わった走り幅跳び。そしていよいよ最後の競技、「選抜リレー」を迎えます。
これに勝てばAグループの競技優勝が決まる大事な一戦です。さすがにこの競技は各クラス最強の布陣で挑んできました。

出場者の純粋なタイムを見るとどう考えても不利丸出しなので、走る順番やバトンの渡し方を工夫して人事しました。
「いちについてー」という声が会場に響きわたり、固唾を呑んで見守る観衆。 いざスタート!!

だいたい中学生が普通に考えれば速い選手をアンカーやら後ろに配置する傾向にあるので、僕は最初から勝負を仕掛けるように、先行逃げ切り型で人事をしました。他と同じことやっても奇跡は起きないですしね。 その甲斐あって、半数が走り終わったとこでトップを独走中! このリードがあればこの後の選手をみてもギリギリ勝てると確信を抱き始めた次の瞬間!!
「あぁー!!!」 という歓声が会場に響きわたる・・・。いったい何事かと振り返ると我がA組の選手が・・・。
「・・・こ・・・こけてるー!」
まさかの転倒。膝をおさえながらなんとかレースに復帰してるとこでした。その間に他の選手が追いついてきてリードは僅か3M程に縮まってしまいました。
なんとかそのリードを保ったままレースも終盤、いよいよ僕の順番。先ほども言った通り、こういう展開のほうが力が出るタイプだし短距離には自信があるんですが、さすがに相手も校内トップクラスの連中。抜かれることは無くても、リードを広げられるかといえばそこまでの力の差は無く、ほぼ同じようなリードを保ったまま最後のアンカーにバトンを渡した記憶があります。
(コーナーのデコボコで足をグネりました。走りながら「マジでっ?!」って言いました・・・)

バトンの受け渡しというリレー最大のポイントを無難にこなし、あとはアンカー対決。声援を送るだけ。これもお決まり事なのか、アンカーはトラック1周なんですよね(^^;)
激しいデットヒート。他の組の選手はやはりアンカーが最速の選手。
しかし意外に心配なのは、コーナーのデコボコで足をやられないかという事。笑  心配して見ているとA組のアンカーが、「えっ?!」って顔をしながらコーナーを通過するのを確認。笑
ビックリしたようですが、なんとか足をグネらずに通過したらしいです。 するとその刹那!!

「あぁー!!」 ・・・再び悲鳴にも似た歓声が場内に響き渡る。 ・・・今度はあのボコボココーナーで2位のチームのアンカーが足をやられてこけたんです!
なんか気の毒な気もするので申し訳ないんですが、心の中で 「よっしゃー!!」 って叫びながらガッツポーズ!笑
スポーツの神様にお礼も含めて暑中見舞いでも送ってやろうかと思いました。

そしてその後、悠然と我がチームのアンカーはゴールテープを切り、この結果を反映した最終結果が表記された得点表を見る。
ということで・・・・・・。 「競技優勝A組!!」
この瞬間、男子も女子も真面目も不真面目も先生もみんなで抱き合って喜びを爆発させたのを今でも鮮明に覚えています。
いやー嬉しかったなぁ。。。今思い起こせば、これが一番白熱した学校行事だったなぁ。
この後グループのみんなの前で競技の総括を話したんですけど、涙こらえるのに必死でした(^^;) 何言ったか覚えてません。笑

こんな感じで超短期型ドキュメント ~体育大会~ を終わりますが、何事もあきらめてはダメですね。
最初は無理に思えるようなことでも、やってみなくちゃわからないですよ。大切なのはあきらめない事と、絶対に出来ると信じる事だとこの時に学びました。

実際そういう思いでバンドも始めて、時には友達に 「まだやってんの?」 とか 「いつまでやってんだよ」 とか、心無い言葉を浴びせられた事もありました。
勿論そう言った友達も悪気を持って放った言葉ではないと思いますが、足掻き苦しむ未完成な僕にとってはとても痛い言葉でした。
それでも自分やメンバーを信じてこれまでやってきて、ホントによかったと心から思います。

今現在、何か大きな壁に直面してる方。 これから夢に向かって一歩を踏み出そうとしてる方。 あきらめなければ夢は叶います!
逆に言えば、何かを成し遂げたいのなら、あきらめては絶対に成し遂げられません。
それぞれ事情や状況は違うかもしれませんが、この事実だけは共通して言えることだと思います。
このような事を僕なんかが語るには10年早いかもしれませんが、是非この言葉がみなさんの人生の中で、ほんの少しの小さなものでもいいので、力になれたらと思います。

ここまで長々と綴った日記にお付き合いしていただき、ありがとうございました m(_ _)m  一応「ノベルズ」ってぐらいなんで文字数が多いのは許してください(^^;)
次回からまた通常に戻ると思いますが、また何かリクエストがあれば書きますんで、遠慮なくどーぞ(^^)

                                      EX:3年A組 吉田翔人 (EXの意味は山ちゃんの日記を参照ください)

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