来年は、年です。本ブログのタイトルに掲げている「omnibus」は、「すべての人のために」を意味する語で、「乗合馬車」を意味する語でもあります。この言葉は、バスの使命を如実に表現した言葉だと思います。しかしそのバス(路線バス)も、2006年度から6年間で1万kmを超す路線が、廃止されたそうです。これは、環境問題、高齢化社会を考える上でも由々しい問題です。その反面、コミュニティーバスなどのミニバスや東北(気仙沼線・大船渡線)でも運行されているBRT(バス高速輸送システム)が活躍しています。これらは、バスとタクシー、バスと鉄道の中間の様な存在ですが、柔軟な発想がこれからの公共交通機関にも求められます。
本年もご愛顧ありがとうございました。
来年もよい年でありますように、こころよりお祈り申し上げます。
使用済みてんぷら油で走るバス
私の拙ブログ「南船北バイク」で、バイクはその機動力で、比較的災害に強い、と申しましたが、それは、バスにも言えます。鉄道は、線路が寸断されますと動けませんし、飛行機・船は機動性はありますが、空港・港が必要です。大量輸送手段として残るのは、「バス」です。道路がつうじておれば、どこへでも行けますし、その道路は、迂廻路もあります。今回の地震でも早速、バスが、活躍しております。その間にその他のインフラも復旧が進んでおります。あらゆる力を結集させて、復旧・復興にむけて行動していきましょう。
東北地方太平洋沖地震により
大震災の被害に遭われた皆様に心よりのお見舞いを申し上げます。
2011年3月11日14時46分、東北・三陸沖を震源とする世界最大級のM9.0の極めて強い地震が発生しました。
私が、住んでいる神奈川県川崎市でも強い揺れ(震度5強)がありました。災害の少ない岡山から来たのですが、それなりの防災対策と、その8日前には、防災・防火シンポジウムに参加していました。しかし、事が実際起きても、心の準備が出来ていませんでした。今回の地震により、不備な点も発見できました。どうにも防ぎようがない災害もありますが、日頃の準備がやはり大切です。「常備不懈」「天は自ら助くる者を助く」という言葉を、改めて噛みしめました。