Aikido Budo Japan YouTube  楽心館 Rakushinkanで剣柔一体

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撞木足(しゅもくあし)

2007-10-04 | KENJUTSU 剣術 型 動画
小野派一刀流剣術でも無限神刀流居合術でも、撞木足を徹底して使う。
真っ直ぐに立つといっても、それを消してのことに過ぎない。
袈裟斬り・水平斬り・納刀と、撞木足なくして何もできない。
これをもって刀身に体軸を入れること。

これが合気の手において、手に体軸が入り、入り身の手とも転換の手とも、剣の手ともなる。

「剣道ではこうして歩行するのですよ」と、ピョンピョン跳ねるような歩行を見せてくれた。Aさんは長く剣道を修行してこられた方だけに、こちらも納得のさせ方に注意が必要だ。
これがお子様なら、「ぴょん吉君だよ、君は?」と笑わせて済ませるのだが。

「もし甲冑を着て、その跳ねるような歩き方ができるか?考えてみてください。身体を沈下させたままの流れをもらって、前へ進むのが自然ですね」と、Aさんに話した。
「そうですよね。竹刀は軽いから、腰で振るなんてことはしませんでしたよ」と、Aさんは笑ってくれた。

これを腰の一言で済ませないで、「足・腰・丹田、身体の内側を使って」と言えるようになりたいものだ。

映像は腰に捻りを入れないままに、沈下することが大切。
植芝合気道開祖は、ご著書「武道」の巻頭で、「レの字立ち」(六方に開く)と教示なさっている。この大切さを見直しましょう。