Aikido Budo Japan YouTube  楽心館 Rakushinkanで剣柔一体

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今日は、なんちゃて寒稽古

2011-01-24 | DAITO RYU 大東流合気柔術 動画
今日の稽古では鈴木綾馬が、眼を三角にして「分かりません!」と言う。不満ありありとしている。

何もそこまで憮然と言うことないだろう?こっちも分からせようと思って、一生懸命説明しているんだ。ワッハッハッー!分からないと言うのも無理なくなくはない、今日の技は難しかった。

「同時討ち」と言おうが「相討ち」と言おうが、武だから勝たねばならない。均等、五対五ではないと言うこと。正確に言えば「同時討ち」・「相討ち」で勝つ。言葉で言えばそれだけだが、実際にやるとなると?

仕掛け太刀が打ってくる。それを認知した打ち太刀が応ずる。この時点で打ち太刀は、いくら同時にと言ってもやや反応で遅れている。そこで相討ちで勝つには、打ち太刀が武術的速さで中心に入って、仕掛け太刀の剣を殺さなければならない。

神速で乗り勝つ。だから今日は、「ゆっくりだけど早い剣」を説明したのだ。

一月の道場は、寒い。剣術が終わり体術へ移ると、身体が陽を求めて、自然と日当たりに集まって稽古している。

知らぬ間に 暖を求める 寒稽古  これじゃ、「なんちゃって寒稽古」だな。


大東流「力抜きの手」 片手取り両手持ち

2010-08-05 | DAITO RYU 大東流合気柔術 動画
これは幾つかある手の修練の一つ。もちろん初歩は片手取りから始まるから、これは、やや難度が高いかもしれない。
一部の合気道の方々が行うように、受け手が「力を抜いて軽く氣で持つ」というよなことはさせないので、受け手にがっちり持たせての修練である。
「力抜きの手」と稽古場では呼ばれていて、同時に説明でもある。武術であるからには発力がある。しかし手は、力抜き。言い換えれば手以外の身体で、発する力・初動のない動作。
居合で養った刀法が、柔の身法に適っているか、合気柔術はその検証の場でもある。

三つの乗り

2009-06-16 | DAITO RYU 大東流合気柔術 動画
今日の稽古は四か条(四教)。
まず一刀流斬り落としの稽古。相手の剣を落とす理合い、相手との関係作りと身体使いを説明する。

ところがTさんが、力でグイグイ相手の剣を落としている。

剣を落とすには「三つの乗り」、1.気で乗り 2.身で乗り 3.剣で乗る これが大切です。ところがTさんは、1.身で乗り 2.身で乗り 3.身で乗る をやっているよ。

皆さん意味が分かっての事かどうか怪しいが、一同に笑った。Tさんはまじめに稽古しているので、これが笑えない話であることを感じて、首を傾げていた。

このあと「三つの乗り」の延長で、四か条の稽古をした。ところがTさんは、またまた、四か条の手を1.身で乗り 2.身で乗り 3.身で乗る でやってしまった。

Tさんよ。1.気で乗り 2.身で乗り 3.剣で乗る は、この三つで一致。ばらばらではないよ。重要な順番がわかるように、表現しているだけのこと。この三つを一つで、使うのだよ。そうアドバイスをして、くるりと背を向けた。

私の背後でTさんは、首を傾げながら「ありがとうございました」と、言っている様子であった。精進すれば、分かる日が来るかもしれないね。Tさんは。