市川文雄の そのまんま日記 (政経レポート)

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vol. 315 11年度予算はこれでいいのかなぁ。

2010-12-29 11:50:58 | Weblog
大変、ご無沙汰しちゃいました。

今年も残すこと、きょうも数えて3日間、終わってしまいますねぇ~。

振り返ってみますと、いろんな事がありましたねぇ。

まず、11年度予算案がでました。いろいろと言われております。つぎはぎだらけの予算だとか、借金頼みの限界予算とか、でも言われてもしようがないわけですが、ね。

11年度、一般会計92兆4000億円、そして、国債が44兆円でまたまた税収を上回っております。
この国債発行額は、政権交代前の07年度、08年度は当初予算段階では25兆円規模だった記憶があります。その後の世界的な景気悪化の影響があるとはいえ、2年連続で国債発行額が税収を上回るということにこの異常事態をどういうふうに考えているんだろうか。数々の掲げたマニフェスト施策もなかなか進みませんでしたねぇ。

私は、ガソリンスタンドが商売ですから、特にガソリン税の暫定税率の廃止にはものすごく期待をしておりました。業界を通じてずいぶんと運動をしました。だけど、ダメだったよ。あ~、残念だぁ。

これまでの特にマニフェスト施策として掲げたものを振り返ってみますと、

1、 月26000円の子ども手当の支給
     3才未満は7000円の上積み、その他は半額のまま、据え置き

2、 高速道路の原則無料化
     2011年度も事業規模は小さく、財源難で達成は無理

3、 ガソリン税の暫定税率
     ガソリン価格は下がらず、実質的に公約違反である

4、 高校授業の実質無償化
     2010年度にほぼ達成で11年度の実施

5、 農家の戸別所得補償制度
     2011年度の予算額は約9185億円と大幅増で対象品目も拡大だ

6、 配偶者控除の廃止
     これについては、主婦層の反発を恐れて先送り

など、いまの日本の現状を考えると財源不足の折、どうやってつじつま合わせをしていくのか、心配である。もう限界を通り越しているのになぁ~。

菅内閣は、財源不足に抜本的な手を打たず、無理なバラマキ政策を継続する意志でおります。国民は、みんながみんなが心配をしているんですよ。

国債の発行額をなんで削減する事を考えていないんだろう。考えてもできないわけですけど、財政運営戦略として国と地方との基礎的財政収支(プライマリーバランス)を2020年度までに黒字化するという目標があるのならば、こういうことを財政再建の最終着地点とするならば、11年度予算で改善の一歩を踏み出さなくちゃならいのに最初からつまずいてしまった訳ですよねぇ。これは、菅内閣が消費税を先送りしたツケですね。

意地を張ってないで、マニフェストを見直して、財政再建に向かって積極的に動いてもらいたい、そう思っていますよ。

では、またねぇ・・・・・。