今回の記事は『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(2011年、監督:ポール・W・S・アンダーソン)です。
アレクサンドル・デュマの同名古典を「バイオハザード」シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督が最新の3D映像技術で映画化したエンターテインメント・アクション・アドベンチャー大作。
主演のダルタニアン役にローガン・ラーマン、共演にミラ・ジョヴォヴィッチ、オーランド・ブルーム、クリストフ・ヴァルツ。
見どころたくさんでなかなか面白い映画だった。
■内容紹介 ※goo映画より
17世紀フランス。銃士になる事を目指し、田舎からパリへと出て来た18歳のダルタニアンは、偶然に憧れの三銃士アトス、ポルトス、アラミスと知り合う。
国王・ルイ13世から宮殿に呼ばれたダルタニアンと三銃士は、そこで英仏の和平交渉にやって来た英国のバッキンガム公爵と美女・ミレディと会う。
その頃、ルイ13世に不満を持つリシュリュー枢機卿は、王妃を巡る陰謀を企み、二重スパイのミレディに王妃の首飾りを盗み出させていた…。
伝説よりも、ハデにいこうぜ。
■感想
面白かった。
若きダルタニアンと三銃士たちとの共闘、悪女ミレディの怪しげな暗躍、虚を突く三銃士アトスの知略、迫力の飛行船バトル、終盤のダルタニアンとロシュフォールとの一騎打ちなど、見せ場が多く面白かった。満足度も高いです。
物語はシンプルに王道の道を突き進んでいるのでわかりやすい。
単純だ!と言われるかもしれないけど、エンタメ映画はこれぐらいの方が案外に面白い。
予告編で実は映画の見所のほぼ全てを見せているような気もするのですが、実際に観ると予告編でイメージしたものとは違った印象を受けます。巧妙に少し斜め上を行く感じに仕上げられていて新鮮な驚きを覚えます。
特にバッキンガム公爵の印象が予告編で抱いたものとはだいぶ違う。
主人公のダルタニアンを演じているのはローガン・ラーマン。
『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』で主演のパーシーを演じてた子です。
少しやんちゃな印象も受ける可愛さと、シンプルな理念で突き進む無鉄砲ぶりと勇敢さが魅力的でした。
ルイ13世も良いですね。
だいぶ子供っぽく聡明な王という印象はまるでないのですが、その性根は純粋に善人に見えた。
ダルタニアンとも同年代だからこその友人関係が築かれていくのも好印象だった。
バッキンガム公爵をめちゃくちゃ意識している姿は微笑ましかった。
三銃士たちの魅力も高い。
正統派なヒーローではなく、庶民的でアンチヒーローっぽい無頼な奴らってところがまた親しみやすくて痛快。
中でもリーダー格のアトスの智謀はかっこ良かった。予告編でも少しだけ見れる飛行船バトルで一旦は不利となった後に形勢逆転の封切りとなる「ラウンド2」のセリフはかっこ良くて痺れた。
とても有名な言葉、All for one, one for all. (ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために)って、もとは三銃士の言葉だったんですね。知らなかったなー。てっきりスポーツの世界から生まれた名言だとばっかり思ってた。
ミラ・ジョヴォヴィッチの演じるミレディも魅力的な役だった。
悪役なんだけれど見せ場が多くて不思議な好感を感じます。
序盤から見せ場全開の役どころに、旦那であるアンダーソン監督の信頼と愛を感じます。
流石はミラ様でアクション全開の立ち回りはかっこ良く、加えてセクシーな衣装でのシーンもしっかりあります。
さらに今回は悪女という役柄で怪しげな印象があるのも素敵。アトスの智謀にいっぱい食わされちょっと不機嫌な表情を見せるシーンもあるのですが、可愛いったらありゃしない。
アトスのことを裏切ってはいますが、実際のところまだ彼に対する愛が残ってますよね。
一番意外な印象を受けたのがオーランド・ブルーム演じるバッキンガム公爵。
鑑賞前はもっとずる賢く油断のならない悪役というイメージだったのですが、そうじゃなかった。けっこう普通の人だぞ。終盤で三銃士たちの作戦にあっさり破れているし。
それにしてもオーランドって悪役っぽい表情も上手いな。
映画の終わり方からすると次回作が作られたとしてもおかしくない。
もし次回作が作られたら今作よりもっと派手な映画になりそうで、今作ではいまいちの活躍だったオーランドが活躍しそうな内容になりそうだ。(悪役的な意味で)
今作の興行収入次第なのだろうけれど、どんなものだったのだろうか。ぜひ次回作作って欲しいけどな。
↓予告編・字幕なしオフィシャルHD版2
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)
■Link
+公式HP(Japanese)
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アレクサンドル・デュマの同名古典を「バイオハザード」シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督が最新の3D映像技術で映画化したエンターテインメント・アクション・アドベンチャー大作。
主演のダルタニアン役にローガン・ラーマン、共演にミラ・ジョヴォヴィッチ、オーランド・ブルーム、クリストフ・ヴァルツ。
見どころたくさんでなかなか面白い映画だった。
■内容紹介 ※goo映画より
17世紀フランス。銃士になる事を目指し、田舎からパリへと出て来た18歳のダルタニアンは、偶然に憧れの三銃士アトス、ポルトス、アラミスと知り合う。
国王・ルイ13世から宮殿に呼ばれたダルタニアンと三銃士は、そこで英仏の和平交渉にやって来た英国のバッキンガム公爵と美女・ミレディと会う。
その頃、ルイ13世に不満を持つリシュリュー枢機卿は、王妃を巡る陰謀を企み、二重スパイのミレディに王妃の首飾りを盗み出させていた…。
伝説よりも、ハデにいこうぜ。
■感想
面白かった。
若きダルタニアンと三銃士たちとの共闘、悪女ミレディの怪しげな暗躍、虚を突く三銃士アトスの知略、迫力の飛行船バトル、終盤のダルタニアンとロシュフォールとの一騎打ちなど、見せ場が多く面白かった。満足度も高いです。
物語はシンプルに王道の道を突き進んでいるのでわかりやすい。
単純だ!と言われるかもしれないけど、エンタメ映画はこれぐらいの方が案外に面白い。
予告編で実は映画の見所のほぼ全てを見せているような気もするのですが、実際に観ると予告編でイメージしたものとは違った印象を受けます。巧妙に少し斜め上を行く感じに仕上げられていて新鮮な驚きを覚えます。
特にバッキンガム公爵の印象が予告編で抱いたものとはだいぶ違う。
主人公のダルタニアンを演じているのはローガン・ラーマン。
『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』で主演のパーシーを演じてた子です。
少しやんちゃな印象も受ける可愛さと、シンプルな理念で突き進む無鉄砲ぶりと勇敢さが魅力的でした。
ルイ13世も良いですね。
だいぶ子供っぽく聡明な王という印象はまるでないのですが、その性根は純粋に善人に見えた。
ダルタニアンとも同年代だからこその友人関係が築かれていくのも好印象だった。
バッキンガム公爵をめちゃくちゃ意識している姿は微笑ましかった。
三銃士たちの魅力も高い。
正統派なヒーローではなく、庶民的でアンチヒーローっぽい無頼な奴らってところがまた親しみやすくて痛快。
中でもリーダー格のアトスの智謀はかっこ良かった。予告編でも少しだけ見れる飛行船バトルで一旦は不利となった後に形勢逆転の封切りとなる「ラウンド2」のセリフはかっこ良くて痺れた。
とても有名な言葉、All for one, one for all. (ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために)って、もとは三銃士の言葉だったんですね。知らなかったなー。てっきりスポーツの世界から生まれた名言だとばっかり思ってた。
ミラ・ジョヴォヴィッチの演じるミレディも魅力的な役だった。
悪役なんだけれど見せ場が多くて不思議な好感を感じます。
序盤から見せ場全開の役どころに、旦那であるアンダーソン監督の信頼と愛を感じます。
流石はミラ様でアクション全開の立ち回りはかっこ良く、加えてセクシーな衣装でのシーンもしっかりあります。
さらに今回は悪女という役柄で怪しげな印象があるのも素敵。アトスの智謀にいっぱい食わされちょっと不機嫌な表情を見せるシーンもあるのですが、可愛いったらありゃしない。
アトスのことを裏切ってはいますが、実際のところまだ彼に対する愛が残ってますよね。
一番意外な印象を受けたのがオーランド・ブルーム演じるバッキンガム公爵。
鑑賞前はもっとずる賢く油断のならない悪役というイメージだったのですが、そうじゃなかった。けっこう普通の人だぞ。終盤で三銃士たちの作戦にあっさり破れているし。
それにしてもオーランドって悪役っぽい表情も上手いな。
映画の終わり方からすると次回作が作られたとしてもおかしくない。
もし次回作が作られたら今作よりもっと派手な映画になりそうで、今作ではいまいちの活躍だったオーランドが活躍しそうな内容になりそうだ。(悪役的な意味で)
今作の興行収入次第なのだろうけれど、どんなものだったのだろうか。ぜひ次回作作って欲しいけどな。
↓予告編・字幕なしオフィシャルHD版2
映画データ | |
---|---|
題名 | 三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 |
製作年/製作国 | 2011年/フランス=アメリカ=イギリス=ドイツ |
ジャンル | アクション/アドベンチャー |
監督 | ポール・W・S・アンダーソン |
出演者 | ローガン・ラーマン ミラ・ジョヴォヴィッチ オーランド・ブルーム クリストフ・ヴァルツ マシュー・マクファディン レイ・スティーヴンソン ルーク・エヴァンス マッツ・ミケルセン ガブリエラ・ワイルド ジェームズ・コーデン ジュノー・テンプル フレディ・フォックス、他 |
メモ・特記 | 原作:アレクサンドル・デュマ |
おすすめ度 | ★★★★ |
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でも、ichi-kaさんの言うとおり、エンタメ作品はこのくらいストーリーもシンプルな方が良いのかも。
オーランドのバッキンガム公役も、悪役ではあるけど好印象で、久しぶりの当たり役な気がします。
ぜんぜん話はそれますが、今回ichi-kaさん使用のポスターのミラ様が研ナオコさんに見えるのは、私だけでしょうか・・・