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シャレード(映画)

2012-05-01 22:10:00 | 映画
今回の記事は『シャレード』(1963年、監督:スタンリー・ドーネン)です。
連続殺人事件を主軸に二転三転する謎に満ちたスリリングな展開を、ロマンチックなシーン、ユーモラスな描写を織り交ぜつつ描いたミステリー&コメディ映画の傑作。
ヒロインを演じているのはオードリー・ヘプバーンで、フランスの有名ファッションブランド・ジバンシィがヘプバーンの衣装を提供したことでも話題になった映画です。
第2回午前十時の映画祭上映作品。

■内容紹介 ※午前十時の映画祭ウェブサイトより
友人とのスキー旅行の途中でレジーナ(A.ヘプバーン)は離婚を決意。
だが、帰宅した彼女を待っていたのは夫の死であった。
さらに、夫が戦時中に軍資金25万ドルを3人の男たちと横領した挙句、仲間を裏切り1人だけ抜け駆けしていた事実を聞かされる。たちまちレジーナは3人から脅迫を受けるはめに。
そこで、スキー旅行で心惹かれたピーター(C.グラント)に助けを請うが、彼もまた3人と顔見知りのようで……。

すてきなオードリーに危機一髪!

シャレード

シャレード

シャレード


■感想
オードリー・ヘプバーンがヒロインのミステリ・サスペンスがあるとはちょっと意外。
ヘプバーンというとロマンス映画というイメージが強いので。

映画は、二転三転するストーリーに、敵か味方かもよく分からないピーターの持つ不思議な魅力が謎を呼び、なかなか面白く楽しめる映画でした。
ただ、地味な印象もやや強くて、そこまで名作だという感想は残念ながら持てなかった。
ヒロインを演じているのがオードリー・ヘプバーンということで、映画としての豪華さとネームバリューが上がっている。そんな印象はやはりあります。

ケイリー・グラントが演じるピーターの謎の存在ぶりが話の面白さを格段に高めていて良かった。
ヒロインのレジーナ(A.ヘプバーン)の前に現れたナイスミドルと思いきや、脅迫者の3人とは顔なじみであったり、そうと思っていると、やっぱりレジーナを助けるかっこいいおじさんだったりと、その立ち位置が本当に二転三転する。
レジーナともどもすっかり振り回されっぱなしとなり、先の読めないミステリー色が強くて出ていて面白かった。

フランスの有名ファッションブランドのジバンシィがヘプバーンに衣装を提供したことでも話題になった映画だとか。
確かに作中でヘプバーンはセレブっぽい奇抜な衣装に身を包んでいることが多かった。目は引くんですが、良かったかと聞かれるとけっこう「うーん」となる。

今回ヘプバーンは富豪の元妻という役で、可憐というよりは、世間のしがらみや理不尽さにもこなれた女性という雰囲気。
それでもやっぱりヘプバーンは可愛いです。

↓予告編・字幕なし


映画データ 
題名 シャレード 
製作年/製作国 1963年/アメリカ 
ジャンル サスペンス/ロマンス 
監督 スタンリー・ドーネン 
出演者 オードリー・ヘプバーン
ケイリー・グラント
ウォルター・マッソー
ジェームズ・コバーン
ジョージ・ケネディ
ネッド・グラス
ドミニク・ミノット
ジャック・マラン
ポール・ボニファ、他 
メモ・特記 第2回午前十時の映画祭上映作品
原作:ピーター・ストーン、マルク・ベーム

英国アカデミー賞:女優賞(A.ヘプバーン)受賞 
おすすめ度★★★☆
(★は最高で5つです。★:1pt, ☆:0.5pt)

■Link
+⇒公式HP(Japanese)※午前十時の映画祭特設ページです。
+⇒シャレード - goo 映画

+⇒第2回午前十時の映画祭レビュー記事一覧

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