
(C)2008 TWENTIETH CENTURY FOX
今回の記事は『フェイク シティ ある男のルール』(2008年、監督:デヴィッド・エアー)です。
キアヌ・リーヴス主演のクライム・アクション・ムービー。
今回のキアヌはバイオレンスな黒い刑事役。
スタイリッシュとかではなく、暴力的で非情なキアヌは何だか新鮮です。
■内容紹介 ※goo映画より
ロス市警のラドロー刑事は、事件解決のためには手段を選ばず、強引なやり方を貫き通す男。
上司のワンダー警部だけは彼を理解し、かばってくれていた。
そんな時ラドローは、かつてコンビを組んでいたワシントン刑事が彼の違法捜査を密告していることを嗅ぎつける。
コンビニ店内で捕まえようとしたその時、覆面強盗が店に押し入り、ワシントンは銃弾を浴びて死んでしまう。
四面楚歌の状況に陥ったラドローは…。
最期に頼れるのは、
魂か、弾丸か。


■感想
先週、映画の感想を怠けたら、gremzが萎れてきてしまいました。
こりゃマズイ。
せっせと水をやって(記事を書いて)やらなくては。
枯れてほしくはない。
では感想。
『フェイクシティ』を観てきたのは先週です。
先週がまさかの公開最終週になっていたものだから、慌てて観に行った映画です。
思いのほかショートランだったような気がしてなりません。
劇場はそこそこに人が入っていました。
僕同様にキアヌ見たさで慌てて劇場へ足を運んだ人が多かったのかもしれない。
この映画でキアヌが演じているラドロー刑事は、非情で暴力的な男です。
いわゆる黒い刑事役で、今までキアヌが演じていたような役柄とは一線を画します。
マトリックスシリーズで激しいアクションをこなしていたキアヌですが、それは激しいというよりは、スタイリッシュというイメージの方が強かった。
フェイクシティのラドロー刑事はスタイリッシュという印象はあまり無くて、非情で暴力的なアクションの方が目立つ。
今までのキアヌには無い感じの役柄で新鮮でした。
けど、最終的には熱い刑事っぽくなっていて、シャープな顔立ちながら意外と熱い男役が似合うキアヌらしさがやっぱりあった。
キアヌ以外の出演陣にも注目。
あれ? これはスクレ?
と思っていたら、やっぱりプリズン・ブレイクシリーズでスクレ役のアマウリー・ノラスコが出ています。
けれど、スクレファンの人はあまり見たくない役柄かもしれない。
外見がそのまんまスクレなだけに、なおさらかもしれない。
あともう一人。
ラドロー(キアヌ)に坊やと呼ばれていたディスカント刑事。
彼もどっかで見た顔だと思っていたら、そうだ、ヒューマン・トーチだよ。
ファンタスティック・フォーの火の玉ボーイ(クリス・エヴァンス)。
こちらはなかなか良い役で、できることならラドローと良いコンビになってほしかったな。
ストーリーの方は冷たい印象で、暴力・非情さ・闇といった暗い一面が強く出ています。
そこにキアヌ演じる非情で熱い刑事が良いアクセントとしてマッチしていたように思う。
結末のどこか無情に感じる印象も嫌いじゃありません。
けれどストーリー展開があまりにもありきたり過ぎる気がどうしてもします。
事件の黒幕がそのまんま過ぎて、勘の良い人は見た瞬間に分かってしまうかもしれない。
その黒幕が気持ちの良いほどの小悪人で哀しいです。
ここまで引っ張っておいて、こんな小さな人間だったなんてなぁ。
もう少しだけ、何か衝撃を受ける展開が欲しかった映画です。
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題名 | フェイク シティ ある男のルール |
製作年/製作国 | 2008年/アメリカ |
ジャンル | サスペンス/犯罪/ドラマ |
監督 | デヴィッド・エアー |
出演者 | キアヌ・リーヴス フォレスト・ウィッテカー ヒュー・ローリー クリス・エヴァンス コモン ザ・ゲーム マルタ・イガレータ ナオミ・ハリス ジェイ・モーア ジョン・コーベット アマウリー・ノラスコ テリー・クルーズ セドリック・ジ・エンターテイナー、他 |
メモ・特記 | PG-12指定 |
おすすめ度 | ★★★☆ |
■Link
+⇒公式HP(Japanese)
+⇒フェイク シティ ある男のルール - goo 映画
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この作品、あらゆる意味で、ストレート過ぎましたよね。
話は見え過ぎだし、キアヌが最後ああなるのも、キアヌなだけに予想が出来てしまう。もうひとひねり欲しかったですね。
確かに、スクレ役のアマウリー・ノラスコを見られたのは、嬉しかったのですが、役柄的にはNGでした
「こんなのスクレじゃない」って、スクレじゃないんだけど、やっぱ
知っている役者さんの活躍は、嬉しいのですけどね
確かに知ってる役者さんが出てくると嬉しいですよね。ちょっと得した気分になります。