
今回の記事は『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』(2007年、監督:ティム・ストーリー)です。
ファンタスティックな4人が活躍する人気SFの続編、ヒーローものアメコミにしては軽いノリで描かれているのがこのシリーズの特徴です。今回の敵、なんだかすごい。規模とか概念とか……。
■内容紹介
広大な宇宙でひとつの惑星が謎のエネルギーによって破壊された。
そこから出現した彗星のような閃光が地球へと飛来。それは日本の駿河湾を凍結させ、エジプトでは雪を降らせ、ロサンゼルスで大停電を引き起こした。
世界各地で起こった怪現象は全米のメディアで報じられたが、それよりもホットな話題が巷にはあった。
それは、今や時の人となった"ファンタスティック・フォー"のふたり、リードとスーの結婚の話題。
しかし2人の結婚は何度も延期を繰り返していた。リードが結婚式よりも世界で起こる事件の解決を優先させてしまっていたからである。
そのことにスーは不満をつのらせていた。そして不安になっていた。
――ファンタスティック・フォーでいる限り、私たちは普通の生活を送ることはできない……。
そんなスーの思いを知ったリードは、今度は何があっても結婚式を優先させると誓った。そしてもうひとつ、あることをスーと約束した。
結婚式当日、謎の閃光がニューヨークに出現し、式はまたもや中断。
リードはその閃光の解明に乗り出す。スーは仕方ないと思いつつも不満な気持ちも隠せなかった。
閃光の正体は銀色のボードを駆る人型の姿をした謎の生命体だった。それはその姿から“シルバーサーファー”と名付けられた。
シルバーサーファーが現われた星は、いずれも8日以内に滅びていることが調査により判明。今、地球はかつてない危機に見舞われていた。
超能力超進化! 今こそ4人のちからをひとつに!


■感想
※カッコ内の空白はネタバレ反転です。構わない人だけ反転してください。
ファンタスティック・フォーの続編です。
ミスターファンタスティックことゴム男・リード、インビジブルウーマンことスー、シングこと岩男・ベン、そしてファイヤートーチこと火の玉小僧なジョニーの活躍をまた見れます。
ファンタスティック・フォー(以下長いのでF4、…エフ・フォー!!)は、ヒーローものアメコミが原作の映画にしては比較的明るい作りとなっています。
主人公が自分の存在意義を見失うほど悩んだり、ダークサイドに落ちたりはしないですから。
むしろ主人公(リード)よりも周りのメンバーの方が悩んでいます。
前作ではベンが、今作ではスーとジョニーの姉弟が悩みを抱えています。
ただし苦悩を主軸にして見せようとはしていない為、気軽に見れます。そこが他のアメコミものとは一線を画すところなんじゃないでしょうか。
今回の敵として登場するシルバーサーファー、ナイス外見です!
全身銀色、そしてサーフーボードに乗っている! クールです!
しかも彼、意外なほどの(優男)だったりします。何というギャップだ!
そして我等がF4のみなさん。
ワン○ースのルフィーと同じ能力を持ちつつも何だか地味なリード。だけれども彼の笑顔はやっぱり素敵です。彼のような落ち着きと無邪気さを持った大人は魅力的なんだろうな。
悲運のヒロインのスー。あれほど待ち望んでいた結婚式中断のシーンはかわいそ過ぎです。式場にヘリ墜落ってあまりにも容赦がない。ま、(終わり良ければ全て良しですね。結局はヒーローの妻であることを選んでくれたスー。良かったね、リード。研究は程ほどにね…と何だか親しげです)
ちなみにスーの能力がF4最強に思えて仕方ない。姿消せるし、倒れてくる観覧車も押さえられるし……。
前作では、ものすっごく不憫に思えて仕方なかったベンが今作では幸せそうです。久々に彼の元の姿も見ることができるシーン、元の姿に固執しないベンがものすごい大人に思えてたまらない。頼れる岩男です。
そして何といってもF4ではジョニーですね。あの性格は相変わらずなんですが、今作ではジョニー君、けっこう悩んじゃったりしています。
実は孤独感を抱えちゃったりしてたんですね。(スーとリードがF4を去ってしまうのが)寂しかったんですね。
だけど表向きには見せないあたり、ナイスガイです、ジョニーは。
今作でぶっちぎりでいい所を持っていくのは彼だしなー。
1作目よりもエンタメ性、ドラマ感、ビジュアルを強めた今作はなかなか面白かったです。
個人的には重めの映画が好きですが、こういう映画も悪くはない。
最後に。感想アップが遅れに遅れてしまってます。もう公開終わってますよね。ホントごめんなさい。
映画データ | |
---|---|
題名 | ファンタスティック・フォー:銀河の危機 |
製作年/製作国 | 2007年/アメリカ |
ジャンル | アクション/SF/エンタメ |
監督 | ティム・ストーリー |
出演者 | ヨアン・グリフィズ ジェシカ・アルバ クリス・エヴァンス マイケル・チクリス ダグ・ジョーンズ ジュリアン・マクマホン ケリー・ワシントン アンドレ・ブラウアー、他 |
メモ・特記 | シリーズ2作目 前作のレビューはこちら |
おすすめ度 | ★★★★ |
■Link
+⇒公式HP(Japanese/English)
+⇒ファンタスティック・フォー:銀河の危機 - goo 映画
■TrackBack Center(他の人の感想を見たい人はココで)
+⇒「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」レビュー :映画レビュー トラックバックセンター


打倒・・・というワケでは有りませんが、
ジャンル分けを何とかして欲しいですね。
ところでこの映画・・・
脚本は、他力本願なヒーローでしたが、
結果オーライなのが、ヒーローもののいいところでしょう。
ひらりん的にはアルバ萌えが続いてるので、
近々、彼女の古い映画でも探してみようかな・・・
なーーんて思ってます。
ちなみに僕は男ですけどね。
3連休は映画づけじゃなく、更新をがんばりたいと思う今日この頃。