凸版 電子ペーパー 2005年07月27日 | アフィリエイト 紙の読みやすさと、自由に書き換えができる電子ディスプレイの長所をあわせ持った次世代の反射型表示媒体が「E Ink 電子ペーパー」です。トッパンは、米国E Ink 社と提携し、「マイクロカプセル型電気泳動方式」を商用化しております。 マイクロカプセル型電気泳動方式:基材面にコーティングされた透明なマイクロカプセルの中に、帯電した白と黒の粒子があり、電圧を掛けて顔料粒子を移動させることで表示します。 紙と同じく反射型の表示で、180度近い視野角、新聞紙より高いコントラスト、暗い室内や直射日光の室外など照明条件に左右されない視認性を持ちます。 一度表示された画像の保持には基本的に電力が不要なので、一般的な読む用途においては、通常の反射型LCDに比べて1/10程度の電力消費となります。 ガラス基板でなく樹脂基材の前面板を用い、偏光板が不要なシンプルな構成であるため、LCDの約半分の薄さと軽さのパネル表示部を実現します。 さまざまな適用領域に向けて、商用化を進めています。アクティブマトリクス方式のE Ink電子ペーパーは電子書籍のリーダーとして電機メーカーより市販されています。また、デジタル時計や交通機関向けの表示板に適したセグメント方式を用いて、さらに大型の表示媒体の開発も進めています。 « 電子ペーパーディスプレイ | トップ | 凸版 電子ペーパー »