前回から続いています。
「うわ、困るじゃん」
「だからしょうがないじゃない、あわてて病院行ったの!絶対認めたくないんだけど、また眼科に行っちゃったのよ!」
Aちゃんの話は止まりません。
「眼科で調べてもらったら、まぶたのところに傷ができてたらしくて、バイ菌がたまってるんだって!で、まぶたをちょっと切って、そのかたまりを出したの!それからがたいへんなの!視力が落ちてきたのよ!」
「えっ、そんなことあるの?」
「私はそうなの!自分では認めたくないけど!認めたくないんだけど、視力が落ちてきたの!自分ではさ、視力だけは昔から両目とも2.0だったの、それがこの仕事やってたら、1.5になって、それから1.0にまで落ちちゃったのよ!」
「なんだ、1.0じゃいいじゃん」
「ダメ!私のなかではそんなに視力の落ちた自分はイヤなの!絶対、認めたくないの!視力だけはだれよりも自信があったの!それなのに、この私の視力がぁ~!」
いまいましそうに唇をかむAちゃん。あ、そうだ。Aちゃんの話を聞いていたら、私は昔の事件を思い出しました。
「あ、そうそう、私のお兄ちゃんも目をケガしたことがあったよ」
「えっ、やだやだ、なにそれ?」
おびえた表情で近くのロッカーにしがみつくAちゃん。
「うわ、困るじゃん」
「だからしょうがないじゃない、あわてて病院行ったの!絶対認めたくないんだけど、また眼科に行っちゃったのよ!」
Aちゃんの話は止まりません。
「眼科で調べてもらったら、まぶたのところに傷ができてたらしくて、バイ菌がたまってるんだって!で、まぶたをちょっと切って、そのかたまりを出したの!それからがたいへんなの!視力が落ちてきたのよ!」
「えっ、そんなことあるの?」
「私はそうなの!自分では認めたくないけど!認めたくないんだけど、視力が落ちてきたの!自分ではさ、視力だけは昔から両目とも2.0だったの、それがこの仕事やってたら、1.5になって、それから1.0にまで落ちちゃったのよ!」
「なんだ、1.0じゃいいじゃん」
「ダメ!私のなかではそんなに視力の落ちた自分はイヤなの!絶対、認めたくないの!視力だけはだれよりも自信があったの!それなのに、この私の視力がぁ~!」
いまいましそうに唇をかむAちゃん。あ、そうだ。Aちゃんの話を聞いていたら、私は昔の事件を思い出しました。
「あ、そうそう、私のお兄ちゃんも目をケガしたことがあったよ」
「えっ、やだやだ、なにそれ?」
おびえた表情で近くのロッカーにしがみつくAちゃん。