前回の続きです。
「私、太ってない?」
「えっ?そんなことないよ。太って見えないけど?」
とくに気をつかったわけでもなく、見た目の感想を言いました。
「あ~よかった。でも、ほんと?ほんと?」
「ほんとだよ!」
ずいぶんな疑いようです。すると、身をかがめて小声になるAちゃん。
「あのさあ、お正月にね、お母さんがいろいろ作ってくれたから、おせち料理とか、もうやたら食べちゃったの!それでなんにもしてなかったら、5キロ!5キロも太っちゃった!」
「5キロはすごいね。でもわかんないよ」
「だって、東京もどってから、ずっと食べなかったもん!」
「よく痩せたね。伸縮自在だね」
「キャハハ!なによそれ!でもさあ、20歳の頃みたいに、落ちるところがかんたんに落ちてくれないっていうの?自分では認めたくないけど!認めたくないんだけど!残っちゃうのよねえ~」
なにげなく自分のおなかを撫でるAちゃん。その仕草はおなかの子をいたわる母親カンガルーのようです。
「でも、ちゃんと落ちてるように見えるよ。わかんないけど」
「ダメなのよ!ほんとは残ってる!でもさ、フフフ!会社にもどってから、まだ会社の女の子たちにはバレてないの!」
とてもうれしそうな顔をするAちゃん。女心とはそういうものね。年下の子に負けたくないか~。
「私、太ってない?」
「えっ?そんなことないよ。太って見えないけど?」
とくに気をつかったわけでもなく、見た目の感想を言いました。
「あ~よかった。でも、ほんと?ほんと?」
「ほんとだよ!」
ずいぶんな疑いようです。すると、身をかがめて小声になるAちゃん。
「あのさあ、お正月にね、お母さんがいろいろ作ってくれたから、おせち料理とか、もうやたら食べちゃったの!それでなんにもしてなかったら、5キロ!5キロも太っちゃった!」
「5キロはすごいね。でもわかんないよ」
「だって、東京もどってから、ずっと食べなかったもん!」
「よく痩せたね。伸縮自在だね」
「キャハハ!なによそれ!でもさあ、20歳の頃みたいに、落ちるところがかんたんに落ちてくれないっていうの?自分では認めたくないけど!認めたくないんだけど!残っちゃうのよねえ~」
なにげなく自分のおなかを撫でるAちゃん。その仕草はおなかの子をいたわる母親カンガルーのようです。
「でも、ちゃんと落ちてるように見えるよ。わかんないけど」
「ダメなのよ!ほんとは残ってる!でもさ、フフフ!会社にもどってから、まだ会社の女の子たちにはバレてないの!」
とてもうれしそうな顔をするAちゃん。女心とはそういうものね。年下の子に負けたくないか~。