飄評踉踉

日々のニュースに寸評を加えていきます。ブログでしか出来ないことはブログで。

それでも

2007-11-16 21:24:34 | 映画
今週は『それでもボクはやってない』を今更ながら見る機会に恵まれました。
私は、自分の「本業」が前面に出た映画が苦手なので、本作もなんとなく敬遠してきたのですが、なかなか面白かったです。特に、山本耕史vsピーポくんのシーンには大いに笑わせてもらいました。
他方、例の明白な「Y判事批判」については苦笑せざるを得なかったです。「裁判官が、本作を見て怒り、『ジャッジ』を見て癒される気持ち」というものがよく理解できました。とはいえ、本作をよく見る限りでは、本作の批判の矛先は、捜査機関や裁判所に対してだけではなく、我が国の司法制度全体に対して向けられていると感じました。つまり、捜査機関や裁判所も仕事だからそう振る舞っているのだというところがきちんと描かれていたということです。この点はプラスに評価すべきものと思います。
もっとも、痴漢冤罪をなくすには究極的には満員電車を解消しなければならないのですけどね。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿