先週末、シネマヴェーラで『カナリア』(監督:塩田明彦)と『ディスタンス』(監督:是枝裕和)の2本立てを見てきました。この2作を組み合わせたのは今年で地下鉄サリン事件から12年が経つからなのでしょうが、それにしても「重い」組み合わせでした(笑)。私としては、『カナリア』でだいぶ疲労させられたので、『ディスタンス』での是枝監督の穏やかな撮り方にかなり救われた気がします(『ディスタンス』も実はそんなに穏やかでもないのですが…)。
一連のオウム事件から私も色々なことを考えてきましたが、その中の大きなテーマの一つに「共同体というものをどう扱っていくか」というものがあります。これを押しすすめると「地域共同体を再生せよ」ということになるのですが、問題は我々に「再生」するだけの根性があるのかということになってきますね。
私は今回の2作のうちでどちらかといえば『カナリア』の方に強い印象を受けたのですが、それは『カナリア』が今後の「共同体」のあり方を一縷の希望をもって描いていたからだと思います。
さて、今週末もシネマヴェーラに行こうっと。
一連のオウム事件から私も色々なことを考えてきましたが、その中の大きなテーマの一つに「共同体というものをどう扱っていくか」というものがあります。これを押しすすめると「地域共同体を再生せよ」ということになるのですが、問題は我々に「再生」するだけの根性があるのかということになってきますね。
私は今回の2作のうちでどちらかといえば『カナリア』の方に強い印象を受けたのですが、それは『カナリア』が今後の「共同体」のあり方を一縷の希望をもって描いていたからだと思います。
さて、今週末もシネマヴェーラに行こうっと。
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