(cache) 映画『息もできない』 東京フィルメックスに出品(聯合ニュース) - goo ニュース
先週、「ポン・ジュノによる映画史―ポン・ジュノをより面白く観るための8つのキーコンテンツ」(*1)の一つに挙がっていた『息もできない』(監督:ヤン・イクチュン)を観てきました。『レオン』みたいな作品だと聞いていましたが、たしかに日本文化がさりげなく顔を出している点も含め、『レオン』みたいな作品ではありました(*2)。しかし、『息もできない』は、ヒロインの弟の存在ゆえに、『レオン』よりも(良い意味で)後味の悪い作品になっていたと思います。というのも、彼が存在したために本作では二つの姉弟が対照され、本作のテーマである「暴力の連鎖」がよく表現されていたからです。西川美和監督は『母なる証明』などを観て韓国映画は気合いが違うと感じたと言っていましたが、私としては『息もできない』のほうに、より強い気合いを感じました。いよいよ私も韓国映画を真剣に観ないといけないと思った次第です。
(*1)ユリイカ2010年5月号198頁
(*2)もっとも、『レオン』に出てくる『トランスフォーマー』は純粋な日本作品とは言い難いですね。ところで、『息もできない』という邦題からはZARDの同名曲を連想したくなりますが、ヤン・イクチュンの『息もできない』の原題は『トンパリ(くそばえ)』なのでZARDとは全く関係がないようです。
先週、「ポン・ジュノによる映画史―ポン・ジュノをより面白く観るための8つのキーコンテンツ」(*1)の一つに挙がっていた『息もできない』(監督:ヤン・イクチュン)を観てきました。『レオン』みたいな作品だと聞いていましたが、たしかに日本文化がさりげなく顔を出している点も含め、『レオン』みたいな作品ではありました(*2)。しかし、『息もできない』は、ヒロインの弟の存在ゆえに、『レオン』よりも(良い意味で)後味の悪い作品になっていたと思います。というのも、彼が存在したために本作では二つの姉弟が対照され、本作のテーマである「暴力の連鎖」がよく表現されていたからです。西川美和監督は『母なる証明』などを観て韓国映画は気合いが違うと感じたと言っていましたが、私としては『息もできない』のほうに、より強い気合いを感じました。いよいよ私も韓国映画を真剣に観ないといけないと思った次第です。
(*1)ユリイカ2010年5月号198頁
(*2)もっとも、『レオン』に出てくる『トランスフォーマー』は純粋な日本作品とは言い難いですね。ところで、『息もできない』という邦題からはZARDの同名曲を連想したくなりますが、ヤン・イクチュンの『息もできない』の原題は『トンパリ(くそばえ)』なのでZARDとは全く関係がないようです。
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