13時半、ちょっと用件で訪問したお宅は留守にされていた。
曇り空が晴れて青空がのぞいた。風の吹く団地内をしばらく歩いたあと、部屋に戻らず、お茶に行った。
お茶をして店を出たら、待っていたように雨が降りだした。傘をさした。すぐやんだ。先ほどのお宅をもう一度お訪ねするもお留守。
朱色の地に黒い点が散らばったコオニユリの花を写す。
わが家のある階段の下でセミの幼虫が歩いていた。からだにまだ粘りのある赤い土がついていた。土のなかから出てきたばかりらしいセミの幼虫を見るのは初めてだった。