Humoreske(小噺ひとつ)

ここでおひとつ、小噺をひとつ。
フモレスケはユーモアからきたことば。

2008-04-11 | 食い道楽の噺
ドイツでお世話になった栗さんが来日しているというので、
喜び勇んで会いに行きました。

あぁ、半年も経ってないことなのに懐かしいけど
久しぶりな感じがしないのは、不思議です。

お店は元の職場のごく近くで、
ブログのお気に入りにも入れてあります「花た○う」。

何食べても美味しいお店です。

大好きなS方先生に似ている(と思う)ママさんと、
このお料理、こんな気分、こんなのが飲みたいと
「思っている」のにぴったりな日本酒を持ってきて
あふれんばかりについでくれるたかおさん。

あとは、通いつめてる割には顔も知らない
厨房の職人さんたち。


みんながみんないい仕事をして、空間を
楽しくしてくれるお店です。

つきだしの
自家製ベーコンにじゃがばたー。
菜の花の辛し和えに、芥子蓮根、
出汁巻き卵でしょ~
タコのから揚げ、ほやの塩辛、
焼きちくわにお刺身に、
合鴨のほうば味噌焼き、
忘れてはいけないのが「ロイヤルはんぺん」。
お隣の人が食べているのがあまりにおいしそうで追加したのが
桜海老のてんぷら。
そしてしめは赤出汁とつやつやご飯にオレンジ色の
宝石みたいな卵かけごはん。

なんて正しいのっっっっ!!!!

心が荒んでる時は、美味しいものが骨身にしみます。


たかおさんは、去年の夏、ちょうど私が会社を
やめる頃に病気で倒れて、お店を休んでたそうです。
それで私たち(女子部)でお見舞いのカードを
ママさんに託して届けてもらったりしていました。


ただ、この前、ふと、お店の前を通りかかった時に、
復帰していらっしゃるところに出会って、
そして今日も元気に働いてらしたので、
あ~~~良かったなぁ。。。と。


ママさんも「ふもさん、お久しぶり。ようこそ
いらっしゃいました。お元気?忙しく働いてらっしゃるんでしょう?
でもいきいきしてらっしゃる感じ。よかったわぁ」
と、いつもながらのたあわりした感じで声をかけて
くれながらも、仕事はぴっちりばっちり。

うっうっ、ほんとはね、荒んでるの。
でもね、美味しいもの食べたら忘れちゃったのよ。ママさん。。。


こういうお店はなかなかないと思います。
ランチもほんとに美味しいし。

栗さんも「やっぱり食は日本だよね」と
言っていたけど、うんうん、まったくその通り!と
頷いてしまいました。

なんだかそうしたリラックスしたお店で、
おいしいお酒のんでおいしいもの食べて
(途中、ツマラン仕事電話に退席を余儀なくされること2回)
話は尽きないし、、、

この界隈、区画整理が始まっていて、
今までよく行っていたお店が次々つぶれて
いくのです。

このお店は絶対になくなって欲しくないなぁ。



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